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JK
朝。いつもはものすごく目覚めが悪くてヒョンたちを怒らせるけど今日は早く目が覚めた。
「…まだ5時…」
モニヒョンが7時までに起きろって言ってたからまだ時間はある、あるけど。
「Aヒョンのことまっとこ。」
丸一日顔を見てないし、ヒョンに言うことあるし、なんて理由をつけてリビングへ。
まだ暗い宿舎の中を歩くのはなんだか新鮮で面白い。
ヒョンたち、僕が1人で早く起きてきたって知ったらびっくりするかも。おどかしてやろう。
ちょっとだけわくわくしながらリビングへ。
「…あれ、僕昨日電気消し忘れた？」
リビングにはもうついている明かり。
昨日の夜はジミニヒョンとテヒョニヒョンとゲームをして、途中でテヒョニヒョンが寝ちゃって、僕とジミニヒョンで電気を消して寝たはず…
消し忘れてた？
うーん、なんて頭をひねりつつドアを開ける。
「あ、ジョングガ、おはよ」
「おはようございま…ヒョン！いつ！帰ってきたの！」
「うわ近い近い近い！さっき帰ってきたの！もう、ほんと近いってばジョングガ！」
ドアを開けたらずっと待ってた人。
ぐいぐいヒョンの手を引っ張れば、痛いよジョングガー、なんていつもみたいにのほほんと笑った。
ものすごく心配したのに。人の気も知らないで！
「ヒョン、ちゃんと覚えてますか？」
ヒョンの手を離して、じっと綺麗な真っ黒の目を見つめたら、ヒョンは真面目な顔になって、
「当たり前でしょ」
って言って笑った。
僕は、ううん、僕たちはみんなヒョンのこの笑顔が大好きなんだ。
可愛いって言ったら怒るけど、アミたちには可愛いって言われてる、僕たちにとっては1番かっこいい笑顔。
「ジョングガ、待っててくれてありがとう」
「当たり前でしょ！」
「んふふ、嬉しいなぁ…」
「気持ち悪いよヒョン」
「…ひどい」
「あはは！ねぇヒョン！お土産！お土産ないんですか!?」
「あるに決まってるでしょもぉー！」
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