94line…？ ② (ページ1)

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年を越して、韓国で僕はまたひとつ歳をとった。

ジニヒョンのトックをたべて熱いね美味しいねとか言ってたらいつの間にかみんなテーブルで爆睡。気がついたら初日の出は上がっていた。

僕も日本を体感してもらおうとそばを作った。

誰かさんがジニヒョンの使ったごま油をこぼしちゃったせいでちょっとなんとも言えない味になっちゃったけどテヒョンが意外に気に入ってくれた。

今度はちゃんとしたのを作ろう。

ごま油入ってないやつ。

ユンギヒョンの微妙な顔を見て堅い決意。

こんな感じで始まった僕らの2015年はものすごく大きく動こうとしている。

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その話が僕らのところに降ってきたのは去年のこと。

「次のアルバム、お前も作るか」

マネヒョンの言葉に瞬速で頷いてからは忙しすぎて泣きそうだった。でもユンギヒョンもなかなかハードな毎日を過してたんだから文句は言えない。

むしろお礼しか言えない。僕を製作に入れてくれてありがとう。

まず決まったのはテーマ。僕らのデビューは学校三部作で濃いメイク、攻撃的なダンスに攻撃的な歌詞。

提示されたテーマはそれとは全く違って、でも聞いた瞬間これ好きだなぁって感じた。

花様年華

青春のすべてを感じられるものにしよう、と言われて声も出せずに頷いた。

作ってみろ、とポイ投げされた歌はなんとタイトル曲に決まった。

毎日書いては破り、書いては破り、聴いては投げ捨て、聴いては投げ捨て。

だってこんな恋愛したことないもん分かってよ。