小説家、愛される!!?

可愛い子 ページ47

あったな、そんなの。


『……あのころは礼儀なくて申し訳ありませんでした』

そう言って深々と頭を下げると何故か笑われる



｢いや、それにしても助けてくれてありがとな｣

｢ありがとうございました｣



『いえ…』


おかげで彼女にプロポーズして結婚できたんだ。なんて言う伊達さん。


この人たち、あの時の嘘まだ信じたままなんだよなぁ…

ほんのちょっと罪悪感。。


｢あれっAちゃん？

伊達刑事に高木刑事まで！｣


『！蘭さん』


｢あれ？蘭の知り合い？

って待って？めっちゃ美人じゃん！！

私、鈴木園子です！｣


そこには蘭さんの友達であろう可愛い女の子が。


『はじめまして、神楽Aです』


にこやかに挨拶をすると握手を求められ、手をぶんぶんと上下に振られる。

腕もげる……


｢それで？
姉様はどうして刑事さんふたりと？｣

園子さんがにやにやしながらそんなことを言う。

ていうか姉様とは


『えっと……』


この人たちを助けました？

いやなんか違うな…

事件に巻き込まれました？



うーんうーんと考えていると

｢俺らの命の恩人なんだよ｣

と伊達さんが答えてくれた。



｢えっ！Aちゃんが！？｣



『あっはは…』



もう笑うことしか出来ない。


その後、テーブル席に座っていたので、

蘭ちゃん、園子ちゃんも一緒に話をすることに。



『あ、刑事さん達忙しいんじゃ？

そろそろ戻って大丈夫ですよ』


気を使って永遠に帰れないタイプの人っているよね。

そのタイプだったら気の毒だなぁと思って。


2人は 確かに… という風に帰って行った。

なんか奢ってもらってしまった、、

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