小説家、愛される!!?

柴犬+ドーベルマン÷2=？ ページ13

ｶﾗﾝｺﾛﾝ


ミートパスタを食べ終わる頃、新たに

普通の男性よりかは少し？ガタイのいい

お客さんが入ってきた。



｢いらっしゃいませー｣




ｶﾞﾀﾝｯ!




びっくりした……


ちら、と来た人の席を見ると音の発生源は安室さんの置いたコップに入った水だったらしい。

その水も半分以上がこぼれてしまっているが。





｢水です。ごゆっくりどうぞー｣



絶対この人、ごゆっくりって思ってない!!



｢水なんて頼んでねぇよ！！ていうかほとんど水ねぇし！

ていうかお前店員だろ。客の扱い気をつけた方がいいぞ？｣



荒々しい声が聞こえてくる


……クレーマーだから早く帰って欲しいのかな？



｢はぁ、仕方ないですね。ご注文は？｣


｢カルボナーラ｣


｢かしこまりました｣




そう言って安室さんは手際よくカルボナーラを作っていく。




｢そういえばAさん、今日事件を解決されたとか｣


えっ！なんでそれを、、



なんて思っていると





｢コナンくんから聞きました｣



……エスパーか？


『いつの間にコナンくんは…』



ずっと私と一緒にいたのになんで、、？




｢は？コナン、、？｣


えっ話に入ってくるの…？とか思いつつ話を続ける。


『まぁ…ただただ巻き込まれただけですけどね』


｢…あの宝石店のやつか？｣

『へっ？あ、そうです』

間抜けな声が出てしまった。。



｢へぇ…Aさんは推理、得意なんですね｣


『いや、そんな感じではないんですけど……。


コナンくんに手伝ってもらったり、店主の目を見てたらなんとなく…みたいな』


｢それはどういう？｣


『なんだか大切な人を失った…みたいな目をしているような気がしたんです』



｢なるほど…

ていうかなぜあなたも聞いてるんです？｣


｢悪ぃかよ。これでも刑事だぜ？｣



なんだか2人で盛り上がってそうだったので、ポアロについて今更ながらに調べてみる。

へぇ、安室さんあむぴって呼ばれてるのか。


『あむぴ…』


｢その呼び方はやめてください、Aさん｣


そう苦笑いして言いながら

またもや手で口元を隠している安室さん。



何してるんだろう

歯に青のりついてるとか？






｢明日もお仕事ですか？｣


そう言われて手帳を見ると明日は小説じゃない方の仕事(バイト)があった

『明日も仕事ですね』


｢頑張ってらっしゃるんですね｣


『まぁ、それなりには、、？』


なんだか不思議な人だ

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