無愛想99 ページ9
二人と一旦別れて、テニスコートへ向かう。
まだ誰も来ていないらしく、どうやら私が一番乗りらしい。やったぜ。
貴『あ、そうだ。』
倉庫からラケットとボールを取りだし、リズミカルにラケッティングをしてみる。
たまに変な方向飛ぶけどいいのさ、だって初心者だもの。
貴『とうっ！』
高く打ち上がったのを確認し、向こうコートへボールを打つ。
綺麗に入ったのでやはり私は才能があると実感。((
貴『…そういえば合宿の時、私も人間卒業してたような……。』
いやいや、あれはまぐれだ。じゃなきゃボールが跳ねないなんてことはない。
貴『……それっ！』
打った球は見事にバウンドをして転がっていった。良かった、私はまだ人間だ。
幸「もう少し手首を捻ってごらん。」
貴『え？こ、こう？……ふぁっ？！』
幸「そうそう、それで打ってみようか。」
な、なんで、こいついつの間に……い、いや落ち着け、私。
ただでさえ少ない語彙力がテンパってしまったら消滅してしまうぞ。
貴『……よっ、と。』
幸「さっきみたいにそれっとか可愛い掛け声じゃないんだね。」
貴『うるさい。』
ボールは跳ねもせずピタッと止まり、まるでドヤ顔でも決めてるかのよう。
幸「ドヤ顔決めてるのはAだけどね。」
貴『そんなバカな、人間卒業したくないよ。』
幸「おめでとう。」
いやぁああぁぁあぁぁ、私は人間で居たいよぉぉぉ！((
幸「そうだ、皆が来るまで少しだけ俺と打とうよ。」
貴『え？あ、皆来たよ。』
私の視線の先には、ぞろぞろと歩いてくるレギュラー陣が。う〜ん、改めて思うと中々ヤバい集団。((
まぁ、そのヤバい集団が好きなんだけどね。
幸「可愛いこと言うね。」
貴『言ってないもん。』
幸「口に出てたよ。改めて思うと〜辺りから。」
貴『言ってないもん！！』
子供みたいに泣きじゃくるふりをし、しゃがみこむと少し早歩きになるヤバい集団。()
なんで早歩きなのか分からんけど早く来てくれるなら嬉しいね。
幸「ふふ、俺はAと打ち合いがしたいんだけどなぁ。」
隣から黒いオーラが出てるが気にしない気にしない。
早く来いよの念を込めて、チラッと正面を見ると、Uターンしているヤバい集団の背中が。アイツら裏切りやがったな！！((
宣伝ｽﾞﾝﾁｬo(･ω･= ･ω･)oｽﾞﾝﾁｬ→←無愛想98
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きなこもち - コメント、失礼します。とても、面白かったです！続きを楽しみにしています！ (2022年2月4日 14時) (
レス) @page32 id: 458b9d9bb0 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - とっても面白くて一気読みしました！続きがあるなら読みたいです！お体に気をつけて。 (2021年3月12日 16時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
冷奴(プロフ) - 衣菜さん» コメントありがとうございます、楽しそうな話とは…?????((どのやり取りも楽しかったヤツ)) コメ欄での会話はあまり好まれていないらしいので、Twitterの方で話しかけてもらえると幸いです〜!!!!!!! (2019年3月15日 0時) (レス) id: 2cbbb985e3 (このIDを非表示/違反報告)
衣菜 - 忘れてた…その話とは、コメ欄見てたら楽しそうな話してたからなのだ！続けて書いてしまってスミマセン (2019年3月14日 22時) (レス) id: 36057cc9d6 (このIDを非表示/違反報告)
衣菜 - ども衣菜です シクヨロ(*ゝω･*) その話ウチもまぜて〜！と言いたいが、止めとくだって×２…ﾅﾝﾄﾅｸﾅｸﾅｸﾅﾝﾃｲｴﾅｲｼ…てことで許して★（ο言ο） (2019年3月14日 22時) (レス) id: 36057cc9d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷奴 | 作成日時：2018年5月3日 10時
