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.
_____ Lily said .
あの誘いから 、Aと2人で飯も行けないまま
数ヶ月が経とうとしていた ..
俺を避けてる訳やないと思うけど 、
劇場に行っても会えない日々が続いた
｢ おはようございます 、 濱家さん今日Aに会いました？ ｣
｢ おはよ 。 Aなら珍しく喫煙所におったで ？｣
｢ 喫煙所 ？ あ 、ありがとうございます ｣
.
キミはいつからタバコを吸ってたんやろうか
この前の飲み会の時はタバコの匂いなんかしてなかったのに
そんな事が頭に浮かび滅多に行かない喫煙所の
ドアを開けた
｢ ... ゴホッ ｣
｢ ... ｣
慣れない煙草なのか咳をし、細い腕で灰皿に
煙草を押しつけて火を消す瞬間がどこか寂しげで 、
喫煙ブースから出てくるAに声をかけた
『 最近元気ないけどここと関係ある？
俺はAの屈託もない笑顔好きなんやけど 』
｢ .. リリーさんっ ｣
『 あ 、そう言えば 、酒好きなんやろ ？
俺美味しい日本酒屋知っとるから一緒に行く ？ 』
.
久しぶりに見たキミは、また細くなっていて
少しまぶたが赤く腫れてて 、無理やり笑っていた
その原因は何となく分かっていた
確証はないけど川西さんとなんかあったんやろうなって
｢ .. リリーさん 、あの ｣
『 ん ？ あんま考えすぎも良くないんよ 』
｢ .. 行きます 、行かせてください 。 ｣
｢ 任せとき ｣
.
この前誘った時の軽めな返事とは違く 、
俺の目をじっと見つめ頷いてきた 。
「 .. ちょっと 、それ俺にもくれん？ 」
「 え ？ リリーさんって 、」
「 ええから 。Aにはまだ早い 」
握りしめていたタバコを強引に取り
どう吸ったらええのかも分からないタバコに
火をつけた 。
「 っす ー 、ごほっごほっ ..!! 」
「 大丈夫ですか !? 無茶せんといてください 。 」
「 そのまんま 、Aに言うたる 。 」
「 リリーさん 、」
キミの匂いがタバコからふわっと香って 、
一緒の匂いが嬉しかったのに
実際は苦くて苦しくて吸えたもんやなかった。
「 今夜って .. 時間あります ？ 」
「 たくさんある 」
_____ お互い仕事が終わった23時過ぎ
色々聞きたい事はあったのに 、
俺はAと初めて一夜を共にした 。
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さとう。(プロフ) - もりさん» わあぁ！ありがとうございます；； 亀更新で申し訳ないのですが読んでいて楽しい作品にしていきます!!! (2022年6月23日 16時) (
レス) @page28 id: 8e023298e6 (このIDを非表示/違反報告)
もり - めっちゃ好きです😭😚😘💕💕💖😍💖お話の展開の仕方すっごく素敵です✨✨ (2022年6月19日 18時) (レス) id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - 16さん» 嬉しいです! ありがとうございます!!!! 更新頑張ります♪ (2022年5月9日 13時) (レス) @page7 id: 8e023298e6 (このIDを非表示/違反報告)
16 - すごく素敵なお話です😭😭 (2022年5月8日 13時) (レス) @page19 id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - きなさん» 素敵なコメントありがとうございます!! 完結まで頑張ります♪ (2022年4月13日 20時) (レス) id: 8e023298e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとう。 | 作成日時：2022年2月10日 3時
