10 あり方 ページ12
「ふーん、なるほど。
つまり、キツネグマをなでたら人が駆けつけてきて何故か捕まったと」
「うん」
「アホか！」
Aがそういうと少年はアハハっの笑う。
その様子にAはため息をついた。
そりゃあ、人になつかないを売りにしているキツネグマに近づいたらそうなるわな。
Aは少年がキツネグマを撫でているのを横目に周りを見渡す。
周囲にお客さんは一人もいない。
どうやら、すでに閉館しているらしい。
Aはそのことを確認すると再び少年に目を向けた。
すると、どことなく少年の表情が暗い。
不思議におもったAは少年に問いかける。
「どうかしたの？」
Aが声をかけると少年は少し間を開け話始める。
「実は、俺を捕まえたやつらのなかにさっきのハンターっていってた人がいたんだ。
……けど、俺。どうしてもあの人を親父と同じハンターだと思いたくなかったんだ。
俺が目指してるハンターとなんか違ってて……、それで……」
少年はそこで言葉を切る。どうやら、何といっていいか思い浮かばないようだ。
Aはそんな少年に一言、「そっか」と返した。
そして、
「まぁ、そんなきにすることないよ。あの人、ハンターじゃないから」
と、言い放った。
「え？」
Aは不思議そうな顔をする少年を無視して、キツネグマに近づいていく。
──グルルル
「あ」
襲いかかろうと暴れだすキツネグマに少年は思わず声をあげた。
しかし、それでもAは止まらない。
Aはそのままキツネグマの近くまでいくと手を伸ばした。
キツネグマは恐る恐る顔を近づけ匂いをかぐ。
そして、しばらくするとAの手をなめ始めた。
驚いている少年をよそに、Aはキツネグマを撫で続ける。
「君が思うハンターがどういうものかは知らないけど、私的にはハンターっていうのは所詮名称だと思うんだよね。
名乗ること自体には資格とかは必要ないの。
ハンター試験を受けてもらえる資格っていうのは要するに、ハンター協会がハンターかどうか認めたか認めてないかってことだけ。
認められることによって少し行動範囲が広がるってことくらいなのよ。
ハンターって名乗っているやつの中には、アイツみたいな非人道的なことをしている人もいれば、アマチュアでも、少しでも人や動物のためになればって動いている人もいる。
だからさ、結局は自分がどうありたいかってことなんじゃない？」
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柊花(プロフ) - ミストラ〜ドさん» しかし、読みにくいと思ったところはドンドンいってください！微力ながら頑張って直したいとおもいます！長々と失礼しました！！ (2019年3月17日 18時) (
レス) id: ec51208c74 (このIDを非表示/違反報告)
柊花(プロフ) - ミストラ〜ドさん» コメント有難うございます！アドバイスとかもらったの初めてなのでとても嬉しいです(*^^*) けど、この作品は始めに書いた通り小説書きで書いていきたいと思っていたので台本書きにしない方向で進めさせていただきます。申し訳ありません。m(__)m (2019年3月17日 18時) (レス) id: ec51208c74 (このIDを非表示/違反報告)
ミストラ〜ド - コメント失礼します!!アドバイスなんですけど 「」の前に喋っている人の名前を入れたほうが分かりやすいと思います!![例え] ゴン「……!!」みたいな感じでお願いします!!更新ファイトです!!!! (2019年3月17日 13時) (レス) id: b0787012e0 (このIDを非表示/違反報告)
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