夢小説【スタマイ】 (ページ2)

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結婚2【夏目春】ページ2

「…本当は口の中に入って
驚く君を見たかったんだけど。」

それはプラチナの指輪だった。

「これって……。」

「うん。今日は記念日でしょ？
もしかして忘れてた？」

「わ、忘れてない！
ちゃんと覚えてた！
ハルくんが、覚えててくれてると
思ってなくて……っ！」

「はは、なんでそう思うの。
毎年祝ってるのに。馬鹿。」

改めて見た指輪とグラス越しに映るハルくん。

「A、結婚しよう。」

「…本当に？」

「俺は嘘でこんなこと言わないよ。」

その時窓の外に大きな花火が打ち上がった。
その花火には「ハルくん好き」の文字が。

(忘れてた…！たまたま見える席でよかった！)

「…え、A、なにこれ。」

「えっと…その、サプライズ、みたいな。」

「……そっか。Aありがとう。
こんなことしといて断ったりしないよね？」

ハルくんが意地悪に微笑む。
そんな姿さえ胸を焦がせる。

「……こんな私でよければ
よろしくお願いします………。」

堅苦しい雰囲気に
思わず2人で吹いてしまった。

「よろしく、俺のお嫁さん。」

あぁ、もうほんと。
敵わないなぁ。