彼の反応日記14 【ヒプマイ】

喧嘩して出て行った彼女が、事故に遭い昏睡状態になったら 3 ページ36

波羅夷空却
「拙僧の声、ちっとは届いてるか？」
夢主さんの手を握りながら、頭を撫でて聞いてくる彼
「許してくれ なんざ虫のいい事言うつもりはねぇよ…ただ、お前ともう一回話してぇ」
そう言うと、ドサッと夢主さんのベッドに突っ伏して、顔を埋めて来ます
「また拙僧が大好きなお前の声聞かせてくれよ…頼むから」
しばらくすると、彼の涙でシーツが濡れ始めました

四十物十四
「何回謝っても、Aちゃんには届かないんだよね…」
涙を浮かべながら、夢主さんの手を握って来る彼
(喧嘩なんかしなかったら…僕があんな事言わなかったら…ってずっと考える。もう遅いのにね)
すると、とうとう目から涙が溢れて流れてしまいます
「Aちゃんに直接気持ち伝えたいよ…だから起きて…？お願いだよ」
そう言い、夢主さんの手を自分の涙が流れている頬に当てます

天国獄
「お前の事は信頼できる腕の良い奴に任せたからな…絶対大丈夫だ」
優しくそう言って、眠っている夢主さんの手を握りしめる彼
夢主さんの為ならと、寂雷先生に頭を下げて頼んでくれていたんです
「起きて早く仲直りしようぜ？…待ってるからよ」
そう言う彼の声は震えて居ました

白膠木簓
「最近なー、自分の芸に自信持てんくなってしもた…傍で笑ってくれとった子が居らんくなってもたからなー…」
悲しげにそう言うと、夢主さんの隣で項垂れる彼
「Aちゃんに1番に聞いて笑って欲しくて、新ネタ全然出せてないんねんでー？早く起きてくれな俺飽きられてまうやんー」
と笑いながら言いますが、目からは涙が流れています
「お願いやから、また俺に笑顔見してや…」

躑躅森盧笙
「ごめんな、今日来るの遅なってもた…！」
仕事が終わるのが遅くなっても、必ず走ってお見舞いに来てくれる彼
「まだ起きてへんか…もー、どんだけ寝るねんお前はー」
と笑って言いますが、今にも泣きそうな目をしています
「はよ起きて仲直りしようや…許してくれんでも良いから、起きて生きてくれ…」
最後はそう言い、ぎゅっと夢主さんの手を握りしめました

天谷奴零
「まだ拗ねてんのかー？…早く起きて俺に謝らせてくれよ、Aちゃん」
泣きそうな笑顔で、夢主さんの頬にそっと手を添える彼
「Aちゃんの目が覚めてくれさえすれば、俺は捨てられても良いって思ってる…Aちゃんが生きてくれてれば、もう十分だ」
そう言うと、そのまま夢主さんの手を握って来ました
「もう夢は見飽きただろ？早くこっちに戻って来いよ…」

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