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30.個性 ページ32

「リカバリーガール、こんにちはー」


デク君の傷を癒しにきました」


「おや、よかった。それじゃあ、お願いするよ」


「はい」



返事をした後、そっと腕に触る。

すると、優しい光が腕を包む。


「.....優しい光だねぇ」


「えへへ。これでケガが治せたら完璧なんですけどね」


「いいや、でも助かるよ」


「え?」


「その"個性"のおかげで治す相手の負担が少しだけ減らせるんだよ」





......やっぱりそうだったんだ。



それを聞いた途端、私は勢いよく立ち上がる。


「そういう事なら、これからも任せてください!!!」


「お願いするよ」







そう微笑まれ、私の心は暖かくなった。






「あぁ!!もう行かないと!それじゃ!リカバリーガール!」


「あぁ。行ってらっしゃい」


「行ってきます!!」











急いで戻ると、オールマイトにこれから出番だと言われた。





あっ!!そうだった!!




轟、障子チーム2番目じゃん!!!





全速力で二人の元へ。





「はぁはぁはぁ.....ごめ、おくれた.....」


「大丈夫だ」







私が位置についたすぐ、スタートの合図が出る。



くっそ

鬼かよ!!!?







「4階北側広間に一人。もう一人は同階のどこか......素足だな.....」



「外出てろ危ねぇから。向こうは防衛戦のつもりだろうが......俺には関係ない」






建物を凍らす。




一瞬で終わってしまい、私が何も出来ないのは嫌だ。





というか、つまらない。私が。



建物の中に入り、轟くんに声をかける。






「轟くん!ちょっとそこ立ってて」


「.....なんだ?」





地面に手をつき、そして掛け声






「大きくなぁーれ!!」


掛け声と共に両手を天井に向ける。


瞬間轟くんを乗せたまま大きな木が出る。


あ、某豆の木童話のようなやつね(逸らし)



木は床を砕きながら、目的地へと彼を運んだ。

轟くんが木から降りたのを確認した後、左手で消す。


講評の時に怒られそうだがいいや。

個性出せて楽しかったから。

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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね!!それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫亜 | 作成日時:2018年4月15日 22時

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