２４．いつも通りに ページ26
「ただいま.....」
家の扉を開けると、朔兄が玄関に座りこんでいた。
返事がない。寝ているのだろうか
放っておいてもいいが、帰りが遅い私を心配してずっと玄関で帰りを待っていたと思うと申し訳なくなった。
.....起こすか。
兄が手に持っている十字架には気づかないふりをした。
「朔兄ー？帰ったよー？起きて、風邪引いちゃうよ」
「........ん？A.....？」
まだ完全に覚めきっていないのか、寝ぼけ眼だ。
「そーだよ。ただいま」
「..........A！？おかえり！！！大丈夫！？どこも悪くない！？」
一気に目を覚ました兄の勢いはすごかった。
「大丈夫」
「よかった.....。学校から連絡があった時、すぐに迎えに行ってあげたかったんだけど、車もないし、目を覚ましてからも歩かせるわけにはいかなかったから....ごめん」
「謝らないで」
今日は悲しい顔をさせてばかりだ。
「俺、ずっと祈ってた......！」
................。
あぁ。だから十字架なんて持ってたのね.......。
納得したくないけどしたわ。
「神に『俺のかわi(( 「あぁ！！！！！お腹すいたなぁ！！！！！！！！！」
これから兄がとんでもなく恥ずかしい言葉を言いそうな気がして勢いよく遮り、
私はリビングへと向かった。
「あ、今日のご飯はビーフシチューな！！」
玄関の方から声が聞こえた。
「はーい」
朔兄の作るご飯は何でも美味しくて元気が出るから好きだ。
＊
そして、この後は何事もなく
いつも通りの夜を過ごし、朝を迎えた。
今日は無事に一日が終えますように........。
そう願いながら学校へと急いだ。
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
