２１．呼び出し ページ23
初日から濃すぎる一日が終わった。
今は下校時間である。
「Aちゃん！一緒に帰らん？」
そう声をかけてくれたのはお茶子ちゃんだ。
かわいいお茶子ちゃんからの誘いだ。
応えはイエスしかありえない。
と、言いたいところだが、ついさっき、相澤先生に『職員室に来い』と呼ばれたのだ。
初日にやらかした覚えはないんだけどな......。
「ごめんね....お茶子ちゃん。用事があって....」
「そっか...」
眉を伏せ、悲しそうにするお茶子ちゃん。
心がとても痛い。
「....えっと、今日は無理だけど、また明日とか、
一緒に帰ろ！寄り道もしてさ！私、奢ってあげるから」
「いいの！？」
「うん！」
..........勢いで言ってしまったけれど、今月ピンチだったんだ。
お金......あるかな......。
「じゃあまた明日ね！バイバイ！」
「うん、また明日」
朔兄にねだるか。
＊
教室に残っていた数人に挨拶をして、職員室へと向かった。
ｶﾞﾗ
「しーつーれーします！！！相澤先生に用事があって来ました！初日からやらかしたかもしれないAです！！！！」
机に向かってそれぞれの作業をしていた先生達が驚いたように一斉に私を見る。
......恥ずかしい。
そんな中、こちらに向かって歩いてくる色気ムンムンの先生。
ミッドナイト先生だ。
「ふふふ。あら、元気ね。でも、今イレイザーはいないの。もう少しで戻ってくると思うけど.....」
「そ、そうですか......」
「何言ってんだ？？イレイザーなら後にいるじゃねーか！！」
え。
「なんですかマイク先生！！そのホラー的展開！！！！私、絶対後ろ向きたくないです！！」
「.....静かにしろ」
その言葉と共に降りてきた手。
「痛った！！」
私は後ろにいた人物、相澤先生にチョップされた。
その場に
職員室内は、爆笑するプレゼント・マイク先生以外は微笑ましく私達を見ている。
「今ので脳細胞たくさん死にましたよ！！」
「.......あ。脳細胞復活した」
つい心の声が出てしまった。
慌てて口を抑えたが、もう遅い。
私のその一言で先生達は声を出して笑っていた。
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
