１０．実技試験 ページ12
どうやら神は私の見方のようだ。
やったよ！！！！
デク君とお茶子ちゃんと同じ会場！！
あぁ.....今年の運使い果たした感じがする....
まぁ、まずは頑張ろう。
私の目標ポイントは、70ぐらいかな....
今年の合格者数は41名らしい。
奇数である。
そりゃそうだよね。
私は元からこの世界には居てはいけない存在。
私のせいで原作を変え、1人合格するはずの子が合格出来ないなんてあってはならない。
......あれ？
私が合格しないなら、40名のはずだよね？
って事は、私は最初から合格が決まってるのでは！？
なーーんだ。
それなら本気でやらなくても......
ってなるわけないよね！！
初めてちゃんと個性を使うのに、本気でやらないなんて勿体無い。
わくわくしてきた！！
＊
「ハイ スタートー！
どうしたぁ！？実践じゃカウントなんざねぇんだよ！！走れ走れぇ！！」
プレゼント・マイクの言葉に一斉に走り出す受験生達。
因みに私はスタートの時点で走り出していた。
出遅れるなんてことはなかった。
私は"個性"の植物で一体......また一体.....と確実に倒していく。
曲がり角を勢いよく曲がるロボットを仕留めようとした時、よく知っている緑頭が見えた。
「標的補足！！ブッ殺す！！」
デク君が倒すのを待っていようと思ったが、やはり足がすくんで動けないようだ。
ごめんね青山君。
本当は君がロボットを壊す予定なのだけれど。
私が倒す。
「ブッ殺されるのはお前だーー！！！」
先が鋭く尖ったツルで刺し、壊した。
「大丈夫？お互い頑張ろうね」
「う、うん」
尻餅をついているデク君に手を差し伸べ、その手をとってくれた彼。
ひぇぇぇ
主人公に触っちゃった！！！
温かい.....あ。当たり前か
「それじゃーね！」
名残惜しいが、時間が時間なので仕方なく、
仕 方 な く
離してあげた。
ところで今、私のポイントはどれだけだろう。
.....数えてなかった.....
１位にはなりたくないから、もう抑えとこ.....
１位を取ってしまったら、かっちゃんに敵視されてしまう。
それだけは絶対に避けたいのだ。
なぜなら、普通にお友達になりたいから！！！
完全に私の私情である。
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
