2杯 ページ30
そして
「わかるなら話が早いじゃない。彼が今何処にいるか知らないけど 私も辞めた以上ここに居づらくなるし 転校するの。」
学校を去ることを決めた
「なんでｯ!なにもそこまでしなくったって…!」
「今日で登校もやめて準備にはいるから 霧野に会えるのも最後だね」
彼はぐっと唇を噛み締めこちらを睨む
同時に私の腕を掴んでいる手に力が入る
彼とは2年に上がるまであまり関わりがなかった。というのもまずクラスも違う、部活でもサッカーの知識があまりなかった私は1年の時 セカンドチームのマネージャーとして主に活動していたからだ。
霧野はサッカー経験があるようでプレイも上手く 正式にベンチ入りしていた 。
だから尚更 こんなに熱心に止められる理由も思いつかない
「てかいい加減離して。痛いんだけど」
「っぁ…ごめん……」
手を離して1歩下がった。
腕には微かに爪跡が残っている
「はぁ。もし私がチームの輪を乱して練習に支障が入ってるなら謝る。でもこれ以上私がいても邪魔になるだけよ」
「邪魔になるわけないだろ?!俺は!Aにマネージャーとして俺らを見守って欲しい!」
「それはあなたの一感情!! 温度差がすごくて風邪ひきそうだわ。とにかくもう決めたことだから」
今度こそ 彼の横を通り過ぎて階段を降りる
「俺は Aのことが好きだ!!」
背後から降ってきた言葉に足が止まる
「っ! そんなこと言って私を引き留めようと、」
動揺しながら振り返ると、真剣で真っ赤な顔をした霧野がこっちをみていた
「そんなんじゃない!入部したてのとき なかなか覚えられないルールを空き時間ずっと勉強してた一生懸命な姿!それをみて、それからっ、ずっと!」
「な、なんで泣くのよ…!意味わかんない、だいたいそんなの知らないし 言われたって困るわ!」
「困らせてもいい!南沢さんの代わりでもいい!だから、だから頼むっ…!」
「っ、さようならっ!!」
これ以上聞いたら情を移しそうになる
そう思い 一心不乱にその場を立ち去る
振り返る勇気もない 今の私の顔は酷いことになっているだろう。だが今日でこの学校生活も終わり。だから気にしない……
「ｸｿｯ…A…!!」
夕暮れの下
ピンクの髪が
突然の夕立ちに濡れた
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美紅(プロフ) - リクで松野空介君、猫が大好きで動物は可愛い、夢主の猫耳帽子。さくらんぼです！お願いします！ (2019年1月30日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» はい、男主は生まれた頃引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレです。お願いします (2019年1月16日 19時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» ありがとうございます！次は八神玲名、男主は生まれた頃明神家に引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレ雷門中に居る男主のリンゴが好きエイリア学園のジェネシスが倒した後、星二郎を庇ってヒロト君が倒れ話したウルビダと双子の姉弟だった お願いします！ (2019年1月16日 16時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクで風丸くん、苺が好き (2019年1月15日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だてこ | 作成日時：2019年1月15日 18時
