【BTS】女子力、負けました【JN】

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Side SEOKJIN





RM｢あー、違くて…

グクって言うのは
ヌナの弟のジョングクのことです｣



『ほんとに……』

RM｢ヒョン、で、どうします、
彼女の名前も分かったし、部署も僕と同じだから…
あ、連絡先教えましょうか？｣



『いや、いきなり連絡しても……』






RM｢あー、多分ヌナの事だから
ヒョンの事覚えてないかもですね…｣

『やー、どストレートに言わないでよ…』






RM｢まぁ休み時間に
僕に会う口実で来てくださいよ｣



『うん…………………………』









そんなことを言っていたが多忙期に突入し
弾んだ気持ちで会いに行くことなんて出来なかった



そしてしばらくして
部長から呼び出された



いわゆる出世コースに乗るために
一度海外に行かないかというお誘いだった



条件は悪くないが海外勤務は正直気が乗らなくて
馬鹿な僕は部署の異動をお願いしていた



部長は君ならどこでもやって行けるけど
居なくなるのは寂しいと一度は引き止めたが

固い決意に異動を認めてくれた






そしてついに






やっと会えた



新しい部長に紹介されて

ナムジュンと、憧れのAさんの近くに
僕の新しいデスクが用意された



デスクに行き

ずっと探していたAさんと目が合うと

綺麗なその目に引き込まれて動けなかった



｢えっとー、｣



固まった僕を見て戸惑うAさんが
僕の名前を呼んだ



｢ソクジン、さん？｣



彼女は僕を覚えていないみたいだった



それでも良いと思って
何も無かったように
彼女のそばに居られればそれで充分だった

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