きみの魔法 III (ページ17)

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訪問者は

父｢お邪魔します.....っえ？｣

紫耀に案内されて部屋に入ってきたお父さんは

父｢ごめん、ちょっと状況が理解出来ないんだが....？｣

紫｢まぁ、細かいことは置いといて...

あ、家族全員揃ったってことで由季お母さんさっき言いかけてたことの続きを...｣

なんで部外者の俺が仕切ってんだよ、と呟きながら部屋の外へ出ていった紫耀

さっきからの話を聞いている限りでは、全然部外者では無いと思うけど

私がそんなに紫耀と離れたくないって泣き喚いてたのなんて聞いてないし、お母さんとサヨナラするのが辛くてって...？

あれ、あの日の人、勇兄じゃなくてもしかして？それは無いか...

そんなことを考えていると

母｢一からやり直しませんか？｣

お父さんに向かってそう強く言い、

次に私と永瀬くんを交互に見つめた

廉｢え...と言いますと？｣

母｢突然再開して急にこんなことを言い出すなんておかしいと思ってる

でも、由季の顔を見て...そして今あなたに会って決めた

もう一度家族になりたいって｣

今来たばかりのお父さんは困惑状態で、目をぱちくりさせている

母｢今すぐにとは言わないわ

もちろん二人が中学校を卒業してからになると思うの

でも、もう一度家族になってもう一度四人揃ってみんなで暮らしたい｣