あの日の。 ページ22
文次郎「いってぇ!」
『私の勝ちね!』
一年生のある日、
幼いA達は外で格闘技練習を行っていた時、
当時のAは誰よりも懸命に忍者の学びを受けており、女なのにも関わらず学年の中でもトップを誇る成績の持ち主だった。
文次郎「相変わらず怪力だな…いてぇ」
『とーぜんよ、私強いから!』
小平太「どうしたらそんなに強くなれるんだ!?」
受けている授業も同じで、放課後は決まって7人で自主練をしているのに
同じことをしているはずなのに、Aだけは飛び抜けで成績が優秀だった。
『……ちょ、長次みたいに鍛錬をがんばっているからよ!』
長次「え?」
『ほ、ほら小平太も分かってるでしょ?長次めちゃくちゃ鍛錬してるじゃない、私もそれを真似したのよ!』
小平太「なるほど!長次みたいに鍛錬をがんばればいいのだな!」
『そ、そう!』
一瞬言葉につまったことは気にしない小平太。
後ろでは伊作たちが不信そうにAをみている。
『あ、あ〜くノ一教室はそろそろお風呂の時間ね〜シナ先生と入らなきゃご、こきげんよう!』
仙蔵「あ、まて!」
風の如く消えていくA。
その翌日……
『あー……』
伊作「鍛錬のしすぎで身体に負担がかかっちゃったみたい……」
風邪になりました。
留三郎「文次郎でもそこまでヘマしないのに」
文次郎「俺をバカにしているのか!」
小平太「A、早く治して遊ぼう!」
『うん……』
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