vanpaia boy？ 【黄】

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『か、会長…！』

るぅと「おはようございます。昨日はどうでした？」

『ど、どうって言われても…』



ニコニコ笑いかけてくる会長は余裕そうに立っていた。朝なのにほんと不思議な人…


ってか、昨日のことバレてたんだ、、、




るぅと「早速次期当主を寝とってますね？」

『べ、別に寝とった訳じゃ…！どうせ結婚するならもうしてもいいかなと…』

るぅと「はぁ…君って本当に馬鹿ですね」




正直私もそう思うので言い返せない。




『あの…会長は朝強いんですか？』

るぅと「ん？別に僕は朝強くないですよ。寧ろ嫌いです」

『え、じゃあ…』



それなら尚更寝ておいた方がいいのでは…。



るぅと「君が逃げ出したりしないように見張っておかないと…ね？」

『！』



いつの間にか壁に追い詰められていた。

そして、顎をクイッとあげ驚いてる私の顔にニヤニヤと口元を緩める。



るぅと「…なーんてね。君も寝といた方がいいですよ。夜は学校があるのでね…ま、昼夜逆転慣れないかもですが頑張ってくださいね」

『へ…』



スラスラと話す会長はそさくさと姿を消した。

もう…なんなのよ、私の事ずっとからかったりして…こんなの私が惨めになるだけじゃん…


『はぁ…汗かいたな』


お風呂に行こう、と廊下を歩いているとまた昨日の肖像画を見つけた。



『これ…』



昨日も気になってたんだけど、この女性達あの3人に似てるって思ってたんだよな。

髪色が一緒だからかな…？


あ、ここに名前が書いてある。





『赤石 莉緒菜…星宮 優…青木莉奈…この3人の…』




その時、私の体がすこし痺れた感覚がした。

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