私を狂わせた幼馴染 【stpr】

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みんなが出て行ったという事で私は授業サボれるし寝ようかな……




るぅと「A……」ｷﾞｭ

『わぅ』




るぅとがいきなり抱きついてきた。体おっきい……




るぅと「ばか……なんで急に走ったりするの。ばか、ばかA……」

『ばかって言い過ぎ……身の危険を感じたからだよ』

るぅと「莉犬ところちゃんに助けを求めればよかったのに……僕達そんなに頼りない？」

『ちがうよ……』




どんどん力が強くなり、るぅとは泣き始めた
久しぶりにみた……泣いてるるぅとなんて





るぅと「っ……ごめん、ごめんね」

『何に対して謝ってるの……？』

るぅと「……なんでもない、気にしないで？」




涙を手で拭うと、優しく頭を撫でてくれた
何だか暖かくてきもちいい……




るぅと「A、これからは無理しちゃ駄目、絶対だよ？」

『うん、しない。約束する』



るぅと「……ありがと。」




さっき涙を拭ったはずなのに、また泣き出してる。




『ばか……泣き虫』




るぅとは昔かなりの泣き虫だった。


幼ない子供のくせに、敬語なんてカッコつけるから。という理不尽な理由でからかわれてた

でも、私達の親の間ではるぅとはすごく評判がいい。まだ幼いのに礼儀正しく口も良いから


そんなるぅとでも、泣き虫な所だけは変わっていなかった





『よしよし……』


るぅとを抱きしめたまんま、頭を撫でてあげる





るぅと「……やめて、恥ずかしい」

『ハグしてる方が恥ずかしよ？』

るぅと「あっ！！！」




気づいたるぅとはすぐ私から離れて爆発するんじゃないかと思うくらい顔が真っ赤だった



るぅと「ば、ばか！Aのばか！」

『ばかって……ひどいなぁ』








るぅと「……でも、Aが撫でてくれたの、嬉しい」

『そお？るぅとも撫で方じょうずだった！』

るぅと「ほんと？」






お互いの頭を撫であった









かわいい泣き虫な黄色さん。

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