私を狂わせた幼馴染 【stpr】

■ ページ37

ーAsideー

その後はテレビを見て、ゲームをしたりして…(私が勝った)

『あれ、もう11時半だ』

莉犬｢早いね〜｣

『んー…そろそろ寝るか』

莉犬｢そだね〜｣

よし、布団敷くか

『っしょ、』

タンスから赤色の敷布団を引っ張り出す

昔はみんなで良くお泊まりをしたから、タンスに6枚の敷布団が常備されているのだ

えっと、今日は2人だから個々に敷くか…

莉犬｢は!?｣

え、何何

『どしたの莉犬』

莉犬｢え、なんで。えええ｣

『？』

どうしたんだ…？

莉犬｢だから！なんで布団が2枚あるのって！｣

『ん？だって私と莉犬で2人でしょ？』

莉犬｢…｣

『え、莉犬ベッドが良かった？』

莉犬｢そうじゃなくて…｣

莉犬｢年頃の男女が同じ部屋で敷布団くっつけて寝る!?どう考えても危ないじゃん！｣

『…ん？』

え、どゆこと

『何が危ないんすか』

莉犬は ダメだこりゃ… とでも言いたそうな顔でこちらを見つめる

え、まじで何が危ないの

莉犬｢あの〜…まずさ、俺ら高校生。男女。OK？｣

『うん、私は女だからね』

莉犬｢そのー…、さ？あるじゃん。高校生って｣

『何があるの？』

莉犬｢逆に問うよ？好きな男の人と一緒に寝ることになったらどうする？｣

『え、好きな人居ない()』

逆に莉犬好きな人いるの!?

莉犬｢そういう意味じゃ無くて…｣

莉犬｢とにかく！俺らはもう小学生じゃ無いし同じ部屋で寝るってヤバいの！｣

『別に幼なじみだし…』

莉犬｢幼なじみでもこれはダメだって…｣

『…やだ。莉犬と寝る！』

そう言って莉犬の腕を引き寄せる

莉犬｢は！？｣

『莉犬と一緒に寝たい。昔みたいに』

莉犬｢いやでも…///｣

『大丈夫！少し敷布団離すから！』

莉犬｢だから…『だーめ！絶対！』分かったよ…｣

『んふふ〜』

莉犬｢少しは離れてね｣

『うん！』

莉犬｢じゃ、おやすみ｣

『…』

『莉犬の好きな人って誰』

莉犬｢ﾋﾞｸｩ｣

やっぱり…誰だ？

莉犬｢い、居ない…｣

『嘘つけ〜！同じクラスの子？誰ちゃん？』

莉犬｢…同じクラス、誰かは言わない｣

『え〜気になる〜』

莉犬｢と、とにかく！今日は寝るよ！｣

『じゃ、今後教えてね』

『おやすみっ』

莉犬の好きな人って誰だろな

…なんでだろ、少し悲しいや

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