私を狂わせた幼馴染 【stpr】

■ ページ27

ー莉犬sideー

帰り道、るぅとくんも紗奈ちゃんも居ない。Aと2人っきり

俺は咄嗟にAと手を繋ぐ

俺が｢懐かしいね｣って言うと

『高校生なんだから…』とぶつぶつ言うA

本当に小学生の頃に戻ったみたい

でも、A小学生の頃より女の子らしくなったね

小学生の頃はAの方が身長高くて、俺のお姉ちゃんみたいだったのに

今は俺の方がおっきくて、

まぁ当たり前かw

『…莉犬、手おっきくなったね』

莉犬｢へへ、そうでしょ。もうAの弟ポジじゃないんだよ?｣

『それはちょっと寂しいな〜w』

ﾎﾟﾝｯ

無意識にAの頭に手を乗せる

『ﾋﾞｸｯえ、莉犬…？どしたの？』

莉犬｢あ、いや…昔Aが頭ポンポンしてくれたから｣

『あーね…懐かしw』

『あの頃は私より身長低くてポンポン出来なかったもんねw』

莉犬｢Aちっちゃくなったね〜｣

『莉犬が伸びすぎたの!!』

莉犬｢ははwww｣

楽しいなぁ…やっぱAと仲直り出来て良かった

『あ、家着いちゃった。莉犬ばいばい！また明日〜！』

莉犬｢ばいばい〜｣

Aが家に入るのを見届けて、俺も家に入る



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ー次の日ー

Aside

今日はモブ美ちゃんに無視は出来ないって言わないと…！

モブ美｢ちょっと、A来なさい｣

『うん』

やっぱり見られてたかなぁ…

〜空き教室〜

モブ美｢あんた、忠告聞いてた？｣

『はい…』

モブ美｢莉犬くんと下校？ふざけてんの？しかも手繋いでって…｣

『それは、』

モブ美｢どうせ莉犬くんが嫌がってるのに無理やり手を繋ごうとしたんでしょ？最低ね｣

違うのに…

モブ美｢それに頭ポンポン…｣

『あの、』

モブ美｢何よ｣

『莉犬達は、私の大切な幼なじみなの。中学は色々あったけど仲直りしたし。別に恋愛対象として見てないから。それに、私が居なくなったらモブ美ちゃんは絶対にみんなと付き合える？好きにさせるなら自分が変わらないと振り向いて貰えないよ？私をいじめる暇があるなら自分を磨いて、好きな人を振り向かせる努力をしたら？中学生の3年間、いじめばっかりで恋愛なんて全くしないで終わっちゃった。3年なんてすぐに終わっちゃう。一日一日努力して好きになって貰わないと！』

『だから、私は幼なじみとして無視は出来ない』

モブ美｢っ、A…｣

『頑張ってね！』

これでいじめもやめてくれれば良いけど…

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