私を狂わせた幼馴染 【stpr】

□ ページ20

ー貴方sideー




『紗奈ー、帰ろー』

紗奈「はいよ。今日さ、ショッピングモール行かない？」

『お、いいねー。行こ行こ』




今日はずっと無視してたけど、これで大丈夫なんだよね…？

また、変な噂流れないよね。いや、関わったら逆に痛い目に会っちゃうか



ｶﾞﾗﾗ…


ころん「あ、A」

『わぁ…』



すんごいタイミング。



紗奈「わーA早く帰ろー(棒)ショッピングモール混んじゃうよー(棒)」

『そ、そだねー…(汗)』

ななもり「A」




ななもりの低い声で少しビクッとした




ななもり「なんで、無視するの…？」

『うっ…』




そんな優しい声で言われると、答えたくなっちゃうじゃん

耐えろ耐えろ…




紗奈「Aが無視なんて頭湧いてるんじゃないの」

ころん「ほんとおまえ先輩に対しての態度酷いなぁ！」



紗奈ところんが騒いでる間に、他のメンバーに囲まれた私であった



さとみ「なぁ、また俺らの何かに不満があるのか？」

ジェル「なら言ってや！ちゃんと治す！」




どんどん追い詰められてこんがらがってる状況



「…」ﾆﾔｧ


横から通りかかった今朝の女子

ニヤつきながら教室から出て行く

うぜぇ。すごくうぜぇ




莉犬「A…？」

『あ…えっと…』





とりあえず、簡単に誤魔化さなきゃ





『いきなり仲直りが出来ても、急すぎて…心の整理ができてないって言うか…慣れないって言うか…』



よし、ちゃんと誤魔化せたぞ私



ななもり「…そっ、か」



紗奈「だから、アンタが先輩なんて思えないんだよ私は！」

ころん「はぁ！？言わせておけば好き勝手言いやがって」

『紗奈！行くよ！』




莉犬「あ、A！」




隙を見て紗奈の手を取り急いで学校から出て行く

でも、心の整理が出来てないのは本当だよ

いきなり仲直りしても…ね？

■→←■

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す