□ ページ14
ーるぅと sideー
ｶﾞﾗﾗ…
紗奈さんが1人で教室に入ってくる
まただ。また1人で登校してる
あの日以来からAは学校に来なくなった
莉犬「るぅとくん…」
莉犬が心配そうな顔でこちらを見てくる
僕は思い切り隣の席の紗奈さんに聞いてみる
るぅと「紗奈さん、Aは？」
紗奈「…」
返事がない。視線も合わせてくれない
無視かな、そう思った時
紗奈「…あんた達のせいよ」
「「え？」」
紗奈さんが、急に言葉を放った
紗奈「あなた達が中学の時Aにどんないじめをしていたか分からないけどさ…」
莉犬「俺たちはいじめてなんかっ…」
紗奈「無視も十分いじめ。見て見ぬふりなんてひどい。幼なじみなら助けるべきじゃないの？」
…確かに、そうかもしれない
僕達は、面倒事に巻き込まれたくないという理由でいじめを無視してきた
幼なじみのころちゃんには、言っとけば辞めてくれていたのかもしれない
だけど、僕らはそれをしなかった
紗奈「あんたも会長も中学の時は生徒会だったんでしょ？なんでとめない訳？」
紗奈「…A、保健室にならいるけど会いに行こうなんて絶対にしないでよね」
るぅと「なんでですか？」
紗奈「Aが貴方達をみると凄く震えるの。あんたらのせいで人間不信になってるの知らない？結構精神に来てるのよ」
言いたいことを全部言ってくれた紗奈さん
紗奈「もう、Aと関わらないで」
――――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
るぅと「だそうです」
今までの事を全てみんなに話した
ななもり「うーん…やっぱりそうなるかぁ」
ジェル「行くなって言われても…」
やっぱり、みんな保健室に行く気満々だった。
もちろん僕も莉犬もそのつもり
さとみ「…おい。おいころん」
ころん「…」
莉犬「黙ってんじゃねぇよ！」
ﾊﾞｧﾝ!!
莉犬がころちゃんの胸ぐらを掴んだ
莉犬「お前らがあんなことして無ければ俺達今こんな関係になってなかっただろ！！」
るぅと「ちょ…！莉犬落ち着いて…！」
ころん「はあ！？僕だけじゃないでしょ！みんなだってあんな噂信じて見て見ぬふりしてたじゃんか！僕だけじゃないよ悪いのは！」
ななもり「静かにしてっ！！」
「「…」」
ジェル「なーくん…まさか」
ななもり「そのまさかだよ
保健室、行こう」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りい - 紗奈ちゃんカッコいい‼︎そして面白い‼︎ (2022年4月26日 20時) (
レス) @page30 id: 319d9a41c0 (このIDを非表示/違反報告)
白犬 - 面白いです！！！さなちゃん推しになりました（？） (2021年1月9日 23時) (レス) id: afebd09899 (このIDを非表示/違反報告)
音色 - すごいすごい!とても面白いです!（小2のこと語彙力） (2020年6月13日 7時) (レス) id: 6dc432a2f1 (このIDを非表示/違反報告)
そよ - りいぬくんのやつは『いじめられっ子』では？(上から目線ですみません…) (2020年5月16日 9時) (レス) id: 329cf5bef3 (このIDを非表示/違反報告)
ライ - あるとんさんも！すみません、作者のところよく見てませんでした。本当に申し訳ございません。(´;ω;｀) (2020年4月21日 13時) (レス) id: 3f20e55985 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
