こいつら本当に動物ですか？【すとぷり】

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翌日…


「今から国中の動物の処分を開始する！国中の動物を広場に集めるんだ！」

「！！」


なんで、、、1週間後のはずなんじゃ…

なんて考えてる場合じゃない。早く行かないと

家であいつが待っているんだよ…！



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兵隊達が国の周りを探し始めた頃、俺はすぐに家に帰り、アイツに事情を説明する


「逃げるんだ…！遠い所に！！国から出るんだ！」

「ﾁｭ、ﾁｭｰ」

「早く！逃げるぞ！」


コイツを連れて家から出ていった
広場からは悲惨な動物の鳴き声が響き渡った
逆らえばその人も道ずれだから


とりあえず、国の出口へと向かって走った




「いいか、逃げて違う国に行くんだ。あの国はダメなんだ…そうだ、東の国へ行こう。そうしたら安全なはずだ」


東の国は安全で平和な国だと聞いたことがある
そこに行けばコイツと平和に暮らせるはずだ

あともう少し…
あと少しで国から逃げらる
そうすれば自由だ…！！









「どこに行くんだ？」

「…っ！！」


出口へと向かうと、複数の兵隊が出口で構えていた


「やっぱりお前ならこうすると思ったよ。裏切り者が」

相手は俺の先輩であった
しかし、当然適うはずがない





「そいつを、広場に連れていくんだ」

「い、いやだ…」

「ﾁｭｰ…」




相手は全員剣を構え始めた
俺も剣は持っているが剣力はあまりない




「ﾁｭｰ？」

「っ…」



でも、こいつを見ると何故か闘いたくなる




「逃げろ」

「ﾁｭｰ?」

「逃げるんだ！遠くに逃げるんだ！東の方に…逃げるんだ！！」





地面に置いて、東の方に指を指す
俺を置いて行けない、みたいな顔をしている



「はやくっ！！」

「ﾁｭｰ!」


そして、アイツは走っていった



「ははは！馬鹿だなお前も！」

「くっ…掛かってこい」



アイツが無事でありますように

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