おかえり、エジョン【２】 (ページ17)

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-Aejeong side-

SJ「かなり忙しそうだね」

「日本語で話しかけられたのに韓国語で返してたときはついに頭やられたかと思った」

SJ「ちゃんと休めてる？ご飯は…Aの事だからちゃんと食べてそうだけど」

「今日昼まで寝てたから大丈夫」

SJ「ヤー、私と会ってる場合じゃないんじゃないの？」

「スジョンに会わなきゃ倒れそうだった」

SJ「…今日ここ泊まっていい？今まで話せなかったこといっぱいあるんだから」

……そろそろこの子は私の彼女になってもいいんじゃないだろうか。食い気味にもちろんいいよと言うと嬉しそうにスマホを取り出している。どうしよう、可愛い。

今日はスジョンと私の宿舎で一緒にご飯を食べている。久々に丸1日特にこれといったスケジュールも無く、のんびりと過ごした。とはいえ、午後に少しだけ曲を作っていたけど。

SJ「Aが帰ってきてからもう1年経ったんだね」

「そうだね、早かったなぁ」

SJ「1年でトップスターだもんね、流石」

「それをスジョンが言うか」

知名度ならスジョンの方が圧倒的に高いに決まってる。私はまだまだだ。

SJ「Aのこと好きな人はいっぱい居るんだから。よくテレビ観てたら名前が挙がってる」

「それジョンデも言ってたなぁ…」

全然そんな感じはしないし、モテてる雰囲気も全くない。友だちはこの1年でかなり増えたと思うけど。

SJ「はぁ～、Aが遠く離れてくみたい」

「え、嫉妬？嫉妬してる？」

SJ「してない」

「可愛いんだからもう～うちゅちゅ～」

SJ「馬鹿にしてるでしょ？」

拗ねたような顔をするスジョンが可愛くて写真に撮ったら怒られてしまった。

SJ「好きな人とかいないの？出来たらまず私に教えてね？」

「中学生以来1度もいない」

SJ「ありえない…」

彼氏が出来たことないことを言うとみんなびっくりしたような目を向ける。でもよく考えると、24歳で彼氏いない歴と年齢が同じってもしかしてヤバい…？

「天然記念物と呼んでくれていいよ」

SJ「酔っ払いは早く寝なさい。飲みすぎよ」

「酔ってません～」