おかえり、エジョン

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-Aejeong side-



雑誌撮影もすべて終えて、韓国に帰ってきた。流石にパパラッチには撮られなかったけど、ファンに見つかってしまっていたらしく、またたく間にSNSで憶測が広まった。まあ、別にいいんだけど。


「あっ、Aヌナ！」

「その声はドンヒョクだね？」

DH「日本から帰ってきたんですか？お疲れ様です！」

「ただいま〜お土産いる？今ならお菓子があるよ」

DH「いる！ほしいです！」

目をキラキラさせるドンヒョクに東京のあのバナナのお菓子をあげる。


「君たちにもね、はい。ヨンホとか悠太には言っちゃだめだよ。あのふたりにはもうないから」


ドンヒョクと一緒にいた2人にもあげる。初めて見る顔だから名前が分からない。2人も私のことを興味津々、といった顔で見ている。


DH「あー、ヌナ。チョンロとロンジュンです。中国人」

〈中国人なの？こんにちはEXOのエジョン…廣田Aです。どっちがチョンロでどっちがロンジュン？〉

〈僕がチョンロです！〉

〈うわぁ、ヌナ中国語上手なんですね…！〉

〈ふふ、外国で大変だと思うけど二人とも頑張ってね〉


はい、と大きく頷いてくれる2人はかわいい。赤ちゃんだ…。最近私の赤ちゃんがどんどん増えてる気がする。それだけこの事務所も若い子を取るようになったんだな…。


DH「ヌナって中国語も出来るんですか…うわぁ、すごいや」

「ドンヒョクも勉強しなきゃね？」

DH「ヌナが教えてくれるならします！」


あぁぁ、どうしよう、すっごい可愛い。これは確信犯なのか…確信犯ならとてつもない逸材が現れたぞ…。


〈Aヌナって普段眼鏡なんですね、似合ってます〉

〈練習の時は眼鏡だよ、仕事ではコンタクトなんだけど。それにしても最近の子ってこんなにませてるの?ねぇ、ドンヒョク〉

DH「えっ、俺？！何言ってるのか全然わかんなかったのに？！」

「チョンロが眼鏡似合ってるって言うから、最近の子はませてるなと思って」

DH「あぁ、リップサービスの勉強中なんです」

「ヤー、お土産没収しようか？」

DH「ジョークです！マクヒョンに自慢するからダメ！」

「何でマーク？」

DH「マクヒョン、ヌナのファンなんですよ。あとジェヒョニヒョンも」


ジェヒョニヒョン？また新しい人が出てきたぞ…誰だ…？

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