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-RedVelvet Seulge side-
「スールギッ」
SG「…誰かと思った」
私とAはふたりでご飯に行く約束をしていた。
約束の場所に来たAはウィッグを被って女の子らしい服装とメイク。
「勘違いされて熱愛出されちゃ、たまったもんじゃないでしょ」
SG「あんたも大変ね〜」
初めて出会った頃のAは、まだ背もそんなに高くなくて髪も胸の下辺りまであった。
私が初めて彼女を見たのはオーディションの時。私の一つ前の番号で、辿々しい韓国語を聞いて韓国人じゃないことを知った。
彼女のダンスはキレがあって、目が離せなくなってしまうようなもの。あぁ、なんで私はこの人の後なんだろうと悔やんだ。
私は合格してすぐに事務所に入ったのに、彼女の姿は無かった。不合格、だったんだろうか。でも、あんなに上手かったのに…そう思っていたら1年後、彼女は事務所に入ってきたんだ。
ばっちりと目が合うと、彼女はあっと目を見開いて、微笑んでくれた。私が話しかけに行くと
「去年のオーディション一緒でしたよね？凄く美人だし、歌もダンス上手だなあって、印象に残ってて」
そう言ってまた笑った。
仲良くなるのに時間はかからなかった。Aは人を引き寄せる才能があるんだと思う。ヨンホやジョンイン、ジュヒョンオンニ、すでにデビューしてたスジョン先輩やテミン先輩とも仲良くなった。
そんな矢先、彼女は次のグループの候補生に選ばれた。異例のたったひとりの女の子として。
日本人ということも相まってか、当時ほかの練習生からの視線はいいものじゃなかった。
YH「A、大丈夫かな」
「あ、ふたりとも！」
SG「A？！その髪…」
「ふふ、似合う？心機一転、ベリーショートにしてみたんだけど」
SG「似合ってる、けど…」
「私、絶対デビューするから。訪れたチャンスは絶対逃したくないの」
Aの目はしっかりと前を見据えていた。かっこいい、とそう思った。
それなのに。あの日のことはしっかり覚えてる。
SG「ジュヒョンオンニ、Aの連絡先が消えてるんだけど…」
IR「あれ、ほんとだ」
しばらくして、ジョンインオッパから連絡が入った。
Aが、置き手紙を残して居なくなったと。
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ゆーりんご(プロフ) - 華雪さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^_^ (2018年5月16日 10時) (
レス) id: c60f280b6e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんご(プロフ) - まめ太さん» ありがとうございます！！続編もよろしくお願いします〜 (2018年5月16日 10時) (レス) id: c60f280b6e (このIDを非表示/違反報告)
華雪(プロフ) - すごく面白かったです(o^^o)更新楽しみにしてます！ (2018年5月10日 23時) (レス) id: 7283c08e2d (このIDを非表示/違反報告)
まめ太 - わぁ、待ってました！とても面白かったので嬉しいです！！ (2018年3月8日 1時) (レス) id: aef95dad1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーりんご | 作成日時：2018年2月3日 18時
