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『げほっ、！はぁ、はぁ……早く…持ってきなさいよ…！！殺してもいいの！？』
そう言い空に向かって一発 発砲すると、警察はAに銃口を定めた。
「駄目だ！無闇に傷つけるな！」
「しかしオールマイト！彼女は本気であの子を殺すつもりだ！！それに…エンデヴァーの息子となるとまた話が違ってくる！」
「しかし…！」
その時、ふらりと男がヒーローの間を通った。ふらふらとした足取りでAの方へ向かっていく。
「彼は彼女の…！保護したはずじゃ！」
「おい！戻れ！！」
男はヒーローと警察に保護された筈のAの親戚だった。男はナイフを手にしておりAのいる場所まで走った。
しかし男の目がきょろきょろ動き、Aを通り過ぎて行く。男の行き先は、
『＿＿＿＿出久先輩！！』
すぐに轟から退き痛む体に鞭を打って走る。緑谷を押し退けて自分が前に出る。
＿＿ぐちゃり
Aの腹にナイフが刺さった。
「ど、どうせ、捕まるなら……せめて…お前を殺、！！」
殺す。しかしその前に男はガラスで喉を掻っ切られて死んだ。目の前で人が死ぬ場面を見た緑谷達は小さく声を上げ後ろに下がった。
『げほっ、はっ……本当に…嫌い…。こんな男の一人も捕まえておけないなんて…ヒーロー失格すぎる……。』
ふらふらと体を揺らしそう言いガラスを強く握る。
『どうせ…ヒーローになりたかった理由も……金の為なんでしょ…？』
ギリ、と強く歯軋りをする。
『ヒーローになって困ってる人を救けようだなんて微塵も思ってないんでしょ！全部全部！私利私欲を満たすための行為！！私はそんな奴をたくさん見てきた！
ある者は金に目が昏み、
ある者は名声に浮かれ、
またある者は富を得ようとする！
自分が死ぬのは嫌だから救けない…。目の前の事件の方が金になるから救けない…。そんなのヒーローでもなんでもない！ただのクズだ！！目の前の救けを求めてる人間すら救けないなんて、そんなのヒーローじゃない！！
私は！そんな今のヒーロー社会を！完全否定する！！』
ビリビリと空気が揺れた。誰もその気迫に動けなかった。ぴちょん、と血が地面に垂れる音がし気が戻った。すぐにAを捕まえようと駆け寄る。
「＿＿…気絶してる。」
からん、と手からガラスが抜けた。
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イロハ(プロフ) - めっちゃ泣きました！こういう物語すごく好きなのでみいってしまいました！ (2022年8月26日 23時) (
レス) @page49 id: 679b71b669 (このIDを非表示/違反報告)
璃徒 - やばい、感動しかないです。涙でそうになりました…！ (2022年1月28日 21時) (レス) @page49 id: 19b3aa7f76 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 夢小説でこんなにのは初めてです！とても感動したし、見ていて涙が出ました。素晴らしい作品をありがとうございます！ (2020年10月21日 0時) (レス) id: 1bb79351ab (このIDを非表示/違反報告)
そあ - 久しぶりに夢小説で泣きました。面白かったです。ありがとうございます。 (2020年4月27日 21時) (レス) id: 50fe801646 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 泣いちゃいました。最高です (2019年11月4日 16時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年7月21日 23時
