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時の流れ 漆拾参 ページ23

「幼子相手に、何暴力振ろうとしてんだよ」


掴まれた手首を見て、軽蔑するように言う。



「これだから最近の若い男性というのは。幼子に手を出す教育でもされているのですか?」



と、汚い者をみるような目で言う。

が、男は私の話を聞いていないらしく、手をどけろというばかり。

何でこうも男は馬鹿なんだろうか。



「どけ!俺が欲しいのは刀なんだよ!鬼殺隊の色変わり刀!」



此奴、自分の欲にしか興じないな。

どうするかと考えていると、



「この人から手を離せ!!」





と、先程助けた男が男の腕を鷲掴みにした。





「離さないなら折る!」

「ああ?なんだテメェは。やってみろよ!!」






すると、次の瞬間、ミシッと、骨の折れるような音がした。

わぁ、絶対馬鹿力だ……。

先程まで私の手を掴まれていた男は、折られたところを抑えた。

そして、私と幼子を守るように、目の前に立った。

その事から、彼は正義感が強いことがわかった。さっきも、その正義感で守ろうとしてくれたんだろうな。






「お話は済みましたか?ではあちらから刀を造る鋼を選んでくださいませ」



と、何か玉のような鋼が置いてある机に目をやった。



「鬼を滅殺し、己の身を守る刀の鋼は、御自身で選ぶのです」





んー、別に斬れれば何も問題ないんだけどな。

取り敢えず適当に選んだ。



















noside







青空の元の産屋敷邸にて。

恐らく子息から送られてきた手紙を首に巻き付けやってきた鴉が主人の手に止まる。

主人は何も気にすることなく感謝をのべ、内容を聞いた。







「そうか。六人も生き残ったのかい。優秀だね」






鴉の首を撫でながら言う。




「また私の子供たちが増えた。どんな剣士になるのかな?」




と言いながら、輝哉はだいぶ前に会った、恋柱の継子を思い浮かべる。









「期待してるよ。月神舞いの後継者の、囲炉裏」








そう言って、輝哉は目を瞑った。

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ぬき - 続きみたすぎる (2021年12月28日 10時) (レス) @page38 id: e09826d341 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 好きです。あーすごくいいところで!続きが気になります!応援しています、頑張ってください!!!!!!!! (2020年7月19日 3時) (レス) id: e2dd6d7f46 (このIDを非表示/違反報告)
時桜ミク - すごい面白かったです。続き楽しみにしてます。これからも頑張ってください。 (2020年1月29日 22時) (レス) id: 70727446e8 (このIDを非表示/違反報告)
涙-るい-(プロフ) - さろぺさん» 有難うございます!了解です!待ちますね! (2020年1月27日 4時) (レス) id: 5fa6124f9a (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 涙-るい-さん» お願いします!でも夢主ちゃんの見た目を少し変えようと思いまして。それまで待っていただけますか? (2020年1月25日 11時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さろぺ x他1人 | 作者ホームページ:なっしんぐ  
作成日時:2019年8月27日 23時

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