時透無一郎の親戚は恋柱の継子です【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　参拾捌 ページ39

この後煉獄さんは、帰って行った。

まぁ朝日が昇っていたから大丈夫だろーね。

そして私は煉獄さんを見送ってから寝た。

煉獄さん、裏がない人みたいでなんか調子狂わされるな…。











美しい女性が舞う神有月(かみありつき)。

凛とする声と月光が煌びやかに見える。

その舞は人だけではなく、すべてを魅了する舞であった。




「お母さん！」

「どうしたの？囲炉裏」


といって、ふわりと笑う母の羽織(はおり)。


「お母さんの踊りってきれーだよね！」


と何やら可笑しな格好でいる幼い頃の私。

いや今も幼いか………。そして、この頃はまだお母さんが動ける状態だったな



「踊り……？ああ、月神舞(つきがみま)いのこと？」

「ふうまい？何それ」

「月神舞(つきがみま)い。ある一族神有(かみあり)族の踊りなのよ」

「？」

「囲炉裏にはまだはやいかもね」


と笑う母。



「でもこの舞いは、この想いは、繋いでいかなくてはならないの。だからね囲炉裏。頑張って繋いで行ってね」





と私の頭を撫でた。



夢の中で笑う母。



母が何かを言いたかったかのか。なんか分かった気がした。









昼頃に起きてまず分かったこと。

母の一族の踊りを繋いでいけ、ということらしい。


生憎母の踊りはよく見ている。

だから、結構覚えている………………筈。

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