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時の流れ 弐拾壱 ページ22

伊黒小芭内side


今日の任務は、この付近に居る鬼を斬るという役名だった。

須田寝町の骨董屋辺りにきたころ、窓から桜色の髪をした女性を見つけた。

骨董屋ののれんを潜ると甘露寺を見つけた。

だがもう一人の女と一緒の様子だった。

だが近ずくと艶やかな黒髪と白い肌の女だった。

あれが世に云う「美人」なんだろう。

甘露寺の方が可愛らしいし美しいがな。

甘露寺に声をかけた。

どうやら甘露寺の継子。名は時季囲炉裏だと。

甘露寺から小娘のこと聞き流し、任務について問われたので甘露寺に云うと、小娘が甘露寺の耳元で言った。


「甘露寺さん、鬼の気配がします」


俺でも分からんかったというのに、あの小娘には分かったらしい。

気が緩んでいる証拠か。

小娘は理論を云った後素早い足で骨董屋を出た。

多分鬼だろう。俺らも追い掛けた。

生憎小娘はまだ隊員ではないため、刀は持っておらずまた甘露寺も今日はお出かけというわけで持って居なかった。

仕方無く刀を貸した。

首も切れぬからと弄ぼうと思ってたんだが、小娘は難なく切った。

俺の刀を素早く使い慣れた。

その時の呼吸の技、確か、時季家だといっていたな。

桜が周りに散っていた技。見とれてしまった。

その技の美しさ。

だが小娘は刀を返し、甘露寺に褒められると蜘蛛を追いかけていった。

甘露寺は悩み事があったらしく聞いてやった。

悩み事を聞き終えたら丁度なかんじで小娘が帰ってきた。

須田寝町。

そして食事所で大食いの女性二人を見る俺。

甘露寺はがつがつと食べ、小娘はもぐもぐと食べる。

会計を済ませ甘露寺に骨董屋へ連れて行かれた。

甘露寺曰わく、小娘に似合う髪飾り選びをすると。

女の趣味はわからんが、骨董屋をうろついてた。

するとふと目に付いた簪があった。

藤の花の簪。

小娘にはこれが似合うだろう。


「この簪をくれ」

「はい、かしこまりました」



会計を済ませ甘露寺と小娘の居るところへ帰った。


「小娘」


と呼んだ。



「何です……えっ」

「わっ!藤の花の簪!可愛い!伊黒さんこれどこで?」

「偶然見つけたから似合うと思ってな……」

「藤の…花…」


と目を輝かせた小娘。


「なんだ小娘、藤の花が好きなのか?」

「いえ、そう言う訳ではなく……」

「?じゃあちょっとつけてみよ!簪!」

「え」




簪を付けた小娘は綺麗だった。

まぁ甘露寺との好感度を上げるためだ。別に小娘のためじゃない。

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戸瀬 湊(プロフ) - さろぺさん» URLってどうすれば貼れるんでしょうか… (2019年11月30日 19時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 私のボードにURLを貼っていただけますか? (2019年11月30日 19時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
戸瀬 湊(プロフ) - さろぺさん» 描いたものってどうすればいいですか? (2019年11月30日 17時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 戸瀬 湊さん» 大歓迎です! (2019年11月25日 22時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
戸瀬 湊(プロフ) - お一人いて言いづらいですが…自分もイメ画描いていいですか…? (2019年11月25日 17時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さろぺ x他1人 | 作者ホームページ:なっしんぐ  
作成日時:2019年5月26日 21時

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