時の流れ 弐拾 ページ21
藤の花の簪を持ってきた伊黒さん。
あんなの、どこにあったのですか?
「可愛い藤の花の簪!伊黒さんこれどこで?」
「偶然見つけたから似合うと思って………(小娘に合う簪を頑張って買ったなど言えない……いや言わない」
「藤の…花…」
「なんだ小娘、藤の花が好きなのか?」
「いえ、そう言う訳ではなく……」
藤の花を始めて見て、ちょっと奮い立ったなんて……言えない…。
いや言わない。
「?(二人ともなんか変な感じね)じゃあちょっとつけてみしょう!簪!」
「え」
甘露寺さんは私の後ろに回り込み、手慣れた手付きで私の髪に簪をつけていった。
鏡にて。
「グフッ……………囲炉裏ちゃん!!!可愛いわ!!!とっても可愛い!!!」
「まぁ似合ってるのでは無いのだろうか?」
「あ、有り難う御座います………?」
鏡見たら藤の花の簪を付けた私がいた。
なんか、綺麗だな。
自分で云うのもあれだけど←
「さらさらで艶やかで美しい黒髪!それにふつくしい藤の花の簪!!!!これはもう買わなきゃ!」
「いやもう買った」
「流石伊黒さん!!!」
「い、伊黒さんが、買ってくださったのですか?」
「そうだが」
「い、いいんですか?私なんかに」
「いい」
「ほ、ほんとにですか?あとで請求とか来ませんよね!?」
「俺が良いと云ったんだ。もういい」
「あ、有り難う御座います…………」
伊黒さんは私から目を逸らした。
そんなに見苦しかったか…。
「あ、明日から稽古だから早く帰りましょう!」
「明日から稽古始まるんですね」
「じゃあ俺はこれで」
「伊黒さんじゃあね!」
「伊黒さん、また」
この一言で私達は解散した。
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戸瀬 湊(プロフ) - さろぺさん» URLってどうすれば貼れるんでしょうか… (2019年11月30日 19時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 私のボードにURLを貼っていただけますか? (2019年11月30日 19時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
戸瀬 湊(プロフ) - さろぺさん» 描いたものってどうすればいいですか? (2019年11月30日 17時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 戸瀬 湊さん» 大歓迎です! (2019年11月25日 22時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
戸瀬 湊(プロフ) - お一人いて言いづらいですが…自分もイメ画描いていいですか…? (2019年11月25日 17時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
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