時透無一郎の親戚は恋柱の継子です【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　拾 ページ11

甘露寺蜜璃side


え、え、えええ？

つ、継子ってしのぶちゃんのとこのカナヲちゃんのことだよね！？


わ、私なんかが未来の剣士を育てるなんて……。

出きるかしら？責任重大だわ………。


「…………」

「どうしたんですか？甘露寺さん」



ちょうちょを追いかけてた囲炉裏ちゃんが、私の方に駆け寄りながら私に問い掛けた。





「えっいや！うん！大丈夫だから！ね！？」

「そうですか？あ、薫衣草」

「薫衣草？」

「私の好きな花なんです」



と言うと囲炉裏ちゃんは、どこか懐かしい目をしていた。


「私の家系は、鬼狩りをする一族の中でも、時季家は、なんというか、特殊なんです。時の呼吸を会得するには、まず、”暦”を映すという技が必要なんです。それにはまず俳句で想像力を鍛えるんです」



「それと、季節の面白さを捉えるのがすきなんです。長月は月が、弥生は桜か梅とか。水無月は水面に響く梅雨とか。俳句をかく原案で、梅の咲く様を見たり、桜の開花する時期を調べるんです。そこからよく花について調べるんです」



ゆっくりと口を動かして話し、何か、相手に伝えるような口調だった。




私は囲炉裏ちゃんに継子のことを話そうとした時。


「…………囲炉裏ちゃん、あのn」



「甘露寺さーん！お館様から許可が降りました！継子にしてよろしいですよ！」


「えっ！ちょっ、しのぶちゃん！？」


「継…子？」


「と言うわけで早速甘露寺さんの家に参りましょう！」


「え！？」



私の家へ走っていった。なんで走るの……？

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