6話 ページ7
．
学校を出て、しばらくの沈黙
それを破ったのは 姫宮さんだった
「アンタ、聞かないの？」
『なにを？』
「何を…って、聞いてたんでしょ？さっきの女達の話。…まぁ？アンタには興味ないだろうけど！」
『興味云々ってより、姫宮さんが聞かれたくなさそうにしてるから聞かないだけなんだけど』
「……あっそ。
あ、ここ。この店」
着いたのは、六本木にあるデパートだ。
学校帰りに六本木は初めて来たかもしれない。
『何買うの？』
「香水。マイキーくんが好きそうな香りってなに？」
『香水は辞めといた方がいいよ。アイツ、鼻が良いから香水嫌いなんだよね。』
「え…っ、じゃあ辞めとく」
……素直。
でも、余程欲しい香水があったのだろうか。
眉が八の字に下がっている
『ねぇ、私が香水見たいから付き合ってくれない？』
「は、はぁ？アンタ香水なんか付けるの？」
『付けるよ普通に。マイキーの事教えて上げるんだから 対価としては安い方でしょ』
「……しょうがないわね」
．
ー数十分後ー
『結局買ったんだ』
「うるさいわね、マイキーくんの前では付けないわよ」
姫宮さんの手には、綺麗めの紙袋
それにしても意外だった
甘ったるい匂いの香水を選ぶかと思ったら
案外スッキリとしたものを選ぶなんて
．
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ましろ(プロフ) - あのさとうさんの作品で読みたい小説があったんですけどパスワードがかかって見れません！パスワード教えて下さい！ (2022年4月26日 8時) (
レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
honin - 初めてですみませんけど､それ私も思いました！ (2021年12月17日 15時) (レス) @page10 id: 35b30216e6 (このIDを非表示/違反報告)
いろね(プロフ) - 初コメです！いきなりですみません。8話と9話のくだりって花子くんのやつですか？違ったらすみません！応援してます！ (2021年12月17日 14時) (レス) @page10 id: 2d8993e0e0 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - あのね、いつも思うけど、マジ好き(唐突すぎん)夢主は、可愛すぎる悪女ちゃんツンデレ過ぎて可愛い２人で一緒にいるところがマジ好き (2021年12月10日 21時) (レス) @page10 id: 6b45586de7 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - おかしくないと思うので、その部分を少し変えてみてはいかがでしょうか？こんなに面白いお話が書ける作者さんですから、きっとその部分に変わるオリジナルの話が思いつくと思います。 (2021年12月7日 21時) (レス) id: 57a1930fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：潮田 さとう
| 作成日時：2021年11月30日 3時
