【REBORN】包容する大空 ⅩｘＸⅡ【XANXUS】 (ページ22)

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標的1426＊耳までページ22

その日の夜。

アクアファミリーの皆さんと共に、今回の無事な解決と互いの協力を感謝しパーティーが行われた。

テーブルにはアクアファミリーのシェフが作ってくれた料理の数々が並んでる。

私達はそれを食べたり、飲み物を頂いたりしながら立食形式で皆さんと話をする。

ラ「あれ食べる。あっち行くんだもんね！」

ク「あっ……。ランボさん、待って。」

動き回るランボをクロームが追いかけてる。

それを見てクスリと笑う。

ランボも今回は頑張ってくれてた。それに笹川先輩がずっと傍にいてくれた。

周りを見ても雲雀さんはいない。

やっぱり群れないみたい。でも部屋に食事は運んでくれたみたいだから、そっちでゆっくりしてるかな？

ネ「残念だわ。もう帰ってしまうなんて。」

貴「私もです。」

事が解決したから私達は明日帰ることになった。

私の傍でネーヴェさんが少し拗ねるように頬を膨らませている。

そんな姿が微笑ましい。

獄「こっちは日本でやんなきゃなんねーことがあるからな。」

ラ「勉学も大変でしょう。」

山「オレなんてさっぱり分かんなくて。」

了「うむ。勉強よりもやはりボクシングが一番だ！」

獄「脳みそまで筋肉でできてんだろうが！」

2人の怒る獄寺君。なんだか久しぶりだ。

貴「あ……。ネーヴェさん、ちょっといいですか？」

ネ「えぇ？」

皆から離れて2人きり。

ザンが何だとこっちを見てる。

その視線を感じながらネーヴェさんを見る。

貴「ネーヴェさんの好きな人って……アルベルトさん……？」

小声で問うた私に、ネーヴェさんが一瞬驚いて耳まで真っ赤になった。

それを見てやっぱりと思う。

ネ「どっ…どどどどどうして分かったの！？」

貴「えっと……なんとなく？」

ネーヴェさんとアルベルトさんのやり取りを見て、笑ったり怒ったり楽しそうなのを見てそうなのかなって思った。

でも確信はなかった。

ネーヴェさんは真っ赤の顔のまま、オロオロと視線を彷徨わせる。

……………………。

貴「……………ネーヴェさん、可愛い。」

ネ「！ A様ぁぁっ……！」