標的1407＊月明かりと影 ページ2
《XANXUSside》
雲「相手がつけてたリング。どうしたの？」
リ「ここにあるぞ。」
雲雀の言葉にリボーンがリングを出して見せた。
その小さな手に持っているのを見れば大きく見える。
別段の変哲ないこのリングがどうかしたのか……。
雲「それ。霧のリングみたいだけど、Aが気にしてたんだ。」
獄「十代目が？」
雲「相手を抑えるよりリングを抑えた方が良いって言ってたくらいだから、何かあるんじゃないかと思ってね。」
Aがそう判断するリング。確かに何かありそうだ。
リボーンも同じ事を思ったのかリングをじっと見る。クロームもまた真剣な眼差しでリングに視線を向けた。
リ「クローム。何か感じるか？」
ク「今は何も……。でも嵌めている時に何かあるのかも。」
ラ「奴らから情報を引き出せないかやってみます。」
ゴ「あぁ。頼む。」
日も落ち空は暗くなる。
新たな情報が入ればすぐ共有する事となり俺達はアクアファミリーが用意してくれた部屋へと引き上げた。
Ｘ「…………………」
俺はAが眠る部屋にいる。
大きな窓から差し込む月明かりがAを照らす。
静かな光を受け眠るAにいつにない儚さを感じ、その頬に手を添える。
いつもの手触り。いつものぬくもり。
だのに、いつものまっすぐな瞳だけが見えない。
それだけと言えばそれだけ。
だがそれが俺の胸の内に影を落とす。
Ｘ「A………。」
俺の声だけが部屋の中に静かに響いた。
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桜(プロフ) - aoilovexanxusさん» ぐっと関係が縮まったみたいです。これからどうなるんでしょうね？ｗ (2020年3月16日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
aoilovexanxus(プロフ) - 桜さん» まさかの婚約！？続きが気になります (2020年3月14日 19時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - takeshixanxusloさん» 継承からはドタバタでも穏やかな日々が始まります！ (2020年2月18日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
takeshixanxuslo(プロフ) - 桜さん» いよいよ主人公の十代目継承式が始まるんですね続きが気になります (2020年2月15日 22時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - takeshixanxusloさん» はい。頑張ります！ (2020年2月15日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2019年12月13日 18時
