標的1253＊8月‐2 ページ35
《XANXUSside》
終わった……。ようやく終わった……。
スタート地点まで戻ってきた。
そこで大きく息をつく。
俺の隣でAが座り込んだ。
獄「大丈夫っスか！？ 十代目！」
貴「ふぇっ……もっ…やだぁぁ………！」
終わったというのにAが泣き出しそうだ。
こういうところはただのガキらしい。
どいつもこいつも心配していたんだろう。Aの周りに駆け寄っていく。
リ「ふむ……。マフィアのドンとしては問題だな。」
Ｘ「分かっててやってんだろう。」
俺の言葉にニヤリと口角を上げるリボーン。
Aのこれはそう簡単には直らない。確信がある。
Ｘ「克服は無理だ。諦めろ。」
リ「お前がそう言うってことは相当だな。」
それもある。
だがそれとは別に、コイツをあまり怖がらせたくないとも思う。
泣きそうな顔は見たくない。
他の奴らに宥められ、なんとかAが立ち上がった。
貴「ご、ごめんなさい………。怖くて……」
Ｘ「気にするな。」
情けないところを見られたでも思っているのか、いつもより小さくなっている。
気にするようなことじゃねぇだろ。
Ｘ「てめぇの女の見たことのねぇ一面を知れたんだ。愛しい以外に何を想う？」
貴「っ！」
驚きで顔を上げ、赤く染まった頬が目に入る。
口角が上がる俺を見て、羞恥で俯くA。
それにさえ気分が良くなる。
マ「ようやく終わったよ。」
べ「おかえりー、マーモン。」
ク「ボス………？」
獄「XANXUSの奴……」
山「いいじゃねーか！」
骸「やれやれ、いつものことでしょう。」
フ「Aさん、大変ですねー。」
炎「あはは……」
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» ありがとうございます！ 一度は書いてみたい話でした。子供らしさいっぱいで、でも夢主らしくありたいと思ってました。きっと夢主いつでもXANXUSが好きだと思いますｗ (2019年12月31日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - この海水浴の話面白いですランボの10年バズーカにあたり幼児化してしまった主人公でもベル達と仲良くなりXANXUSくんに至っては抱っこ拒否られ落ち込むけど主人公的にXANXUSくんがかっこいいから恥ずかしかったのでしょうね (2019年12月31日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 楪さん» ありがとうございます！ ここまでをそんなにも楽しんでいただけて嬉しい限りです！ えへへ……最高だなんて嬉しいですっ。応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
楪 - シリーズの最初からここまで、一気に読ませて頂きました！ 風邪で寝込んでいたにも関わらず、続きが気になって読み進めてしまいました（苦笑）原作もオリジナルの話もすべて最高でした！ これからも応援してますね (2019年3月19日 20時) (レス) id: 46c02ccb1e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 乱さん» ありがとうございます！ (2019年3月8日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2019年3月7日 18時
