標的1240＊8月‐1 ページ21
《スクアーロside》
満面の笑みでAがベルに絵を差し出した。
それを後ろから、俺たち全員で覗き見る。
描かれているのは、さっきまで描いていた俺たち『VARIA』
ス「上手く描けてんなぁ。」
貴「えへへっ！」
撫でてやれば嬉しそうに笑う。
こういう顔は今とそっくりだ。
べ「ボ……王様ー、Aの絵。」
貴「あっ！ おーじさま！」
ベルがボスさんに持っていた手を渡した。
それを見たAが頬を膨らましてベルを追う。
取り返そうとしたが、その前に絵はボスさんの手に渡る。
ス「う゛おっ！？ A？」
じっと絵を見てるXANXUS。Aが戻って来て今度は俺の後ろに隠れた。
XANXUSに絵を見られるのは恥ずかしいってかぁ？
お前らなぁ………。
絵を見てから、その目をAに向けたXANXUS。
Ｘ「悪くねぇ。」
いつもの言い方で感想。
それにAがじっとXANXUSを見てから、一層俺の後ろに隠れた。
う゛ぉぉぃ……。ボスの視線が恐ぇから、俺の後ろには隠れんなぁ……。
ハ「Aちゃん、他にはどんな絵が描けるんですか？」
女共の言葉に、俺の後ろから顔だけ出したA。
「えっとね……」と考えている。
貴「おじいちゃん、かいたことあるよ。」
炎「え……？ Aちゃん、おじいちゃん居るの？」
見たことねぇなぁ……。
そう思う中、なぜかXANXUSが纏う空気が若干冷えた。
貴「えっとね。おとうさんのじょうしさん。おじいちゃんってよんでいいよって。」
べ「うわー、やっぱり。」
マ「って、あの人だよね。」
レ「そういえば、幼い頃にあったことがあると言っていたな……。」
ル「えぇ……。」
分かる奴らは誰なのか納得の表情を見せる。
こそこそと話すベルたちの声も、Aには聞こえていないだろう。
リ「どんな人なんだ？ 描いてみてくれ。」
マ「あのバカチビ、わざとだね。」
べ「絶対そうだし。」
レ「あ奴めっ………！」
XANXUSの纏う空気がまた冷えた。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» ありがとうございます！ 一度は書いてみたい話でした。子供らしさいっぱいで、でも夢主らしくありたいと思ってました。きっと夢主いつでもXANXUSが好きだと思いますｗ (2019年12月31日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - この海水浴の話面白いですランボの10年バズーカにあたり幼児化してしまった主人公でもベル達と仲良くなりXANXUSくんに至っては抱っこ拒否られ落ち込むけど主人公的にXANXUSくんがかっこいいから恥ずかしかったのでしょうね (2019年12月31日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 楪さん» ありがとうございます！ ここまでをそんなにも楽しんでいただけて嬉しい限りです！ えへへ……最高だなんて嬉しいですっ。応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
楪 - シリーズの最初からここまで、一気に読ませて頂きました！ 風邪で寝込んでいたにも関わらず、続きが気になって読み進めてしまいました（苦笑）原作もオリジナルの話もすべて最高でした！ これからも応援してますね (2019年3月19日 20時) (レス) id: 46c02ccb1e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 乱さん» ありがとうございます！ (2019年3月8日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2019年3月7日 18時
