スイッチを押すとき -bullet train- (ページ11)

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晃一side ページ11

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看守になって、数日後。

晃「みんな、これ。」

あれから数日経って、佑亮と太陽は普通に何も警戒心なく話してくれるようになった。

佑「なにこれ！！」

晃「ただの飴やから、そんな凄いもんじゃないで。」

用意したのは自分のを含めた、カラフルの7色の飴。

コーラ味、グレープ味、カルピス味。

色々種類はあった。

佑「飴じゃん！！！」

佑亮が目の前の飴を見て瞳を輝かせる。

太「飴…、久々や。収容されてからこんなん貰うの初めて。」

晃「今までずっと？」

太「うん。ご飯とパンとおかずと…こんなおやつとかスイーツとか贅沢なもんは一回も食べてへんから…。」

一回も…。

飴が贅沢なんて、そんなん、初めて聞いたような言葉や。

晃「ほんならいっぱいまだまだバッグの中にお菓子あるから、明日とかも持ってくるで。」

佑「本当に！？」

飴を近くに居た佑亮と太陽に渡してから、他の仲間たちのもとへ足を運んだ。

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