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赤葦「どう?そこそこいい感じのメリットがあると思うんだけど」
『まずもって、私マネージャーの仕事とかした事ないし』
赤葦「3年にマネージャーいるし大丈夫。教えてくれるよ」
こんのっ…
『2人もマネージャーいるならもう要らなくない?だったら合宿で臨時マネとして行けばいいだけじゃん。マネージャーになる必要性無くない?』
赤葦「マネージャーは多かれ少なかれいた方が圧倒的に得だね」
『あと私が真面目にやると思う根拠は?始業式をサボる人間だよ??朝練とか早起きするの無理だし』
赤葦「…」
お、黙った黙った
『それに自分ギャラリーの女達を敵に回したくないので却下です。あ、自主練は付き合うよ』
なんて軽く笑う。
授業はもうすぐ終わりに近づいてきたので得点板をお互い片付けに行く
『いやーそれにしても赤葦君は面白いね』
赤葦「どこにそんな要素あった?」
『いや、赤葦君ってポーカーフェイスかと思ってたんだけど、全然そんなこと無かった。めちゃくちゃ顔に出るタイプだって。見てて楽しい』
赤葦「……」
『あ、じゃあまた教室で』
軽快なスキップで更衣室に向かう。
更衣室に入ると女子の何人かがこちらをキッと睨みつけてくるが、相変わらずの無視をキメて服を着替える
「ねぇ」
お、急に沈黙破ってきたな。勇者かな??
「ねぇって呼んでるじゃん」
少し強引に肩を引っ張られる。いや私呼んでたの??
『私ねぇって名前じゃないんだけど』
「はぁ??」
いやこっちがはぁ?なんですが…
遂にいじめ勃発?草
「なんでそんなに軽率に京治くんに絡みに行くんだよ。お前みたいなやつが」
『え、逆にそんなこと言ってるお前が赤葦君が興味を持って話しかけてくれるって思ってるの?夢見がちだね。嫌いじゃないよ。』
「なっ…!!」
これ以上面倒臭いことにならないように急いで着替えて更衣室を出ようとするが、目の前に違う女子がいて邪魔なんだけど、は?
『え、服部さんどいてくれない?』
「嫌だけど?」
『くっそわがままで草』
「はァ?」
やべ、本音出ちゃった。
「とりあえず、京治君に喋りかけないで」
『分かった』
と快く言うと服部さんは渋々どいてくれる
やったね、脱出だよ。
少し早歩きで教室に戻って席に座る。
赤葦君はじーっとこっちを見てくる。私は目を合わさずに次の授業の教科書やらを出し始める。
赤葦「蒼井さん」
『ん?なぁに?』
赤葦君から喋りかけても返事するななんて言われてないもんね?
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ゆん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます☺️ (2022年2月18日 18時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
hina hihoho2(プロフ) - コメント失礼します。雀田かおるじゃなくてかおりです…。この作品好きなのでこれからも更新応援してます! (2019年7月31日 9時) (レス) id: 54a67b7290 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - バレーシューズはバッシュとは別物です…バスケのシューズがバッシュです… (2019年7月29日 6時) (レス) id: 8b3d747d68 (このIDを非表示/違反報告)
Maria - このお話凄く面白いです更新楽しみにしてます頑張ってください (2019年7月23日 6時) (レス) id: e320265211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sa | 作成日時:2019年7月16日 0時