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『今日は色々と御迷惑をお掛けしました…』
赤葦「いや…うん、そうだね、疲れた」
1人で帰れるって言ったんだけど、まぁ赤葦君が色々と喋りたがりそうだったので送って貰ってます。ありがとう。
赤葦「蒼井さんって小学生の時どんな感じだったの？」
『あぁ、嫌われてたかなぁ、嫌われてたって言うか、浮いてた。』
赤葦「へぇ、」
『あ、今さ、n高校で活躍してる河田さん、わかる？』
赤葦「あの人か、あの女バレのアタッカーね、分かるよ」
『あの人と同じ小学校でさ、あの人中心にバレー部は回ってたんだよね。あの人に頼りっぱなしで、あの人がいなかったら勝ってなかったし』
赤葦「なるほど…」
『チーム的に私はいらなかったんだよな。』
赤葦「…」
『あぁでも、あの人のアタックを上にあげてたの私だけだったなぁ…そんでなんか嫌われてたしw』
なんてぼそっと懐かしい感じで言うと赤葦君は歩いてる足を止めた。
『ん？どうしたの、？』
赤葦「これを出会って1日目に言うのもなんだけどさ…」
『？』
赤葦「蒼井さん、バレーの才能があると思う。」
『はぁ…』
赤葦「今からでも遅くないと思う。バレー部に入らない？」
『えぇ…言ったじゃん。私嫌われ体質だからさ…今でも赤葦君と話せてるだけラッキーだよ…』
赤葦「勿体ないと思うんだ、その才能」
『いいじゃん、赤葦君とバレーできるからそれに使うよ』
なんだか腑に落ちない顔をする赤葦君。やる気がないんだ。申し訳ない
『あ、でも木兎先輩との自主練手伝いたいな。やっぱり人が多い方が楽でしょ？』
赤葦「まぁ、そりゃぁ…」
『あ、別に家の事情とか特に無いから暇だったんだよね、放課後。ともだちもいないし』
ニコッと笑うと更に顔を歪める。そんなに私の顔ムカつく??まぁいっか。
『なんでそんなに赤葦君がバレー部を勧めるかは分からないけど、嫉妬とか才能が羨ましいとか少しでも思ってるならちょっとショックだなぁ、赤葦君ってもっと、冷静なキャラだと思ってたんだけど』
思ってた事をつらつらと並べると、赤葦君はずっと下を向いてた。なぁんだ、図星か。
『あ、家ここだから。ありがとね、また来週』
赤葦「あ、うん…」
軽く手を振って家に入る。
何をそんなに怒ってんだか。私は私のしたいようにするんだから、知らん人に人生指図されたくないんだよね
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ゆん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます☺️ (2022年2月18日 18時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
hina hihoho2(プロフ) - コメント失礼します。雀田かおるじゃなくてかおりです…。この作品好きなのでこれからも更新応援してます！ (2019年7月31日 9時) (レス) id: 54a67b7290 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - バレーシューズはバッシュとは別物です…バスケのシューズがバッシュです… (2019年7月29日 6時) (レス) id: 8b3d747d68 (このIDを非表示/違反報告)
Maria - このお話凄く面白いです更新楽しみにしてます頑張ってください (2019年7月23日 6時) (レス) id: e320265211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sa | 作成日時：2019年7月16日 0時
