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鷲匠「…来たか」
『え、あ、うん…こんにちは…』
鷲匠「あそこに空いてる倉庫がある。そこで着替えてまたここに戻ってこい」
『分かった』
久々…と言っていいか分からない鍛治おじさんに戸惑うも、急いで言われた場所で着替えをしてまた体育館に戻る。
そもそもおじさんに敬語使った方がいいか分からなくて微妙だけどまぁいいでしょ!!
体育館戻ると、男バレの視線が痛い。
そりゃそうだ。知らない女が急に運動着になって戻ってきて監督と話してるんだから。
『ん』
鷲匠「そうだな…賢二郎!」
そう呼ばれた男はアシメのパッツン前髪をした、まぁそこそこ顔のいい男だった。
白布「はい」
鷲匠「今アタック練で暇だろ、こいつのパスの相手でもしてやれ」
そうやって親指で私を指すと、白布くんは表情を歪ませる。
白布「その女子とですか？」
鷲匠「あぁ、ほれ自己紹介せえ」
『え、蒼井です。一応鷲匠鍛治さんの親戚の者です』
ペコッと頭を下げると不機嫌な声色で「白布」と返される。
ワロタ。第一印象酷すぎだろ。
鷲匠「じゃ」
そう言ってアタック練習をしてる人達へ向かったおじさん。
いや待ってまだ沈黙がすごいのですが
白布「…はやくやるぞ」
『あ。どうも』
ふわっと投げられたボールにポンっとレシーブを返してパスを続ける。
途中めっちゃ嫌がらせなのか知らないけど取りにくい所に打ってきやがってこの…ｯ!
まぁ上げるんですけどね!
白布「……」
めっちゃ腹たってる!いいぞ!もっと顔歪ませようぜ!!そんでおじさんに怒られてしまえばーかばーか!
白布「ねぇ」
『何？』
白布「バレー経験どれぐらいある？」
『部活は小学校の2年ちょっとだけだな…もうそれ以降真面目にやったことない』
白布「は？」
『いやほんと。あ、でも最近放課後とかにお手伝いでやってるぐらいかな…』
まぁそのお手伝いが五大エースの1人のアタックを取るっていう練習なんですけどね
白布「ナニソレうざ…」
ずっとレシーブで返してきた白布君が急にオーバーで返してくる。
あ、これ打てって事？
軽く打つとレシーブでまたボールが帰ってくる。オーバーで渡すとアタックの姿勢を取る
待って?めっちゃ顔ががちなんですけど待ってくれ
急いでしっかり構えを取ってどんっと強いアタックをポンっと白布君の頭上に返す。
驚いたのか、白布君はボールを取ってしまう
『どうしたの？』
白布「いや…」
何かを言いたげだったけどおじさんの集合がかかったのでてくてく歩いていく
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ゆん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます☺️ (2022年2月18日 18時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
hina hihoho2(プロフ) - コメント失礼します。雀田かおるじゃなくてかおりです…。この作品好きなのでこれからも更新応援してます！ (2019年7月31日 9時) (レス) id: 54a67b7290 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - バレーシューズはバッシュとは別物です…バスケのシューズがバッシュです… (2019年7月29日 6時) (レス) id: 8b3d747d68 (このIDを非表示/違反報告)
Maria - このお話凄く面白いです更新楽しみにしてます頑張ってください (2019年7月23日 6時) (レス) id: e320265211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sa | 作成日時：2019年7月16日 0時
