【gnsn】最近やけに…【魈】 (ページ7)

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「そういう事ならA、旅人と一緒に層岩巨淵に行ってくれないか。俺よりよく知るお前が適任だろう」
「分かった。空、層岩巨淵に行く時は呼んでよ。魈みたいにとは言えないけど駆け付けるから」
「い、いいの？層岩巨淵ってまだかなり危ないんじゃ…それにAの体の負担も…」
「ファデュイがまた何か企んでるって知ったら放っておけないし一緒に行くよ。私の事は心配しないで大丈夫」
「それならいいんだけど……じゃあお願いするね」

層岩巨淵の区域に入いる手前で私と鍾離、空、パイモンのみんなで話し合いをしていた。
空はいつもこんな雑用しながら家族を探してるのか…

ファデュイの噂を聞きつけた空がまず鍾離に相談した所から始まった。その内容は層岩巨淵の地下奥地で何か計画を目論んでいるからそれを阻止する。そんな内容だった
あの魈が命からがら抜け出した一件の時、穴は塞いだけどだからといって安全になりました。とはまだ言えない

そんな所に空が単独で向かうのは危険すぎるから私も同行する事になった

「それじゃあ明日の13時頃、またここに集合で」
「わかった。明日に備えて今日はもう休んでおくんだよ。きっと面倒なことが起こる気しかしないからね」
「うん、Aもだよ」
「そうだぞ！休息は必要ないって前言ってたけど、お前もしっかり休んでおくんだぞ！」
「わかったよパイモン」
「うむ。くれぐれも気をつけろ。A、無茶はしないようにな」

「わかった、じゃあまた明日ね」

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……ぃ

…い…………ろ……

…ん……？

体を揺らされながら声をかけられている事に気がつく
ふっと目を開けると魈がベッドに腰をかけて私をじっと見ていた

「やっと起きたか」
「……魈？え、今何時？？」
「昼餉だが」
「え"？！」

ばっと体を起こして時計を見る。
12時34分

ホッと安堵する。そしてふと我に返った
あれ？私あの後解散して…望舒旅館に戻ってソファに座った筈……

……何でベッドにいるの？

魈を見る。目が合う

「何だ」
「…ありがとう、運んでくれたんだね」
「礼などいらぬ。気付かぬ内に疲れたんだろう
それにお前、層岩巨淵に向かうそうだな」
「うん。空とパイモンが心配だからね。付き添ってやれって鍾離にも言われたし行ってくるよ」

それを聞いた魈は少し眉を顰める
すると私に近づいて来たと思ったら…

……そっと、抱きしめられた