私はしがない歌い手です。 (ページ23)

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22話ページ23

「お～ここがAちゃんの家か…」

「私は何度も来てるからね。……まぁ最初はびっくりしたけど…」

「なんか見覚えあると思ったら…まさか、ね」

皆さんはもうお気づきだろうか。家に招待するということは私とレトルトの関係がバレてしまうのだ。そして、今日はお兄ちゃんが家にいる日。私はその事をすっかり忘れてしまっていた。

「あはは…実はレトルトがお兄ちゃんでして…そんな事より！はやく入りましょ！」

「そういえば僕達ちゃんとレトルトさんの家にくるのって初めてじゃないですか？」

「あー、家は知ってたけど確かに来たことはなかったかも。あんま会わないしね。」

「久しぶりのレト家だー！」

四人を連れ、ドアを開けいつもの玄関に入る。お兄ちゃんには後で説明しとけば大丈夫だろう。

「ただいまーあれ、今日キヨいるの！？」

「おう、お邪魔しとるぜーあれ、なんで天月達が？」

リビングにはお兄ちゃんではなくゲームをしていたキヨがいた。ずらずらと四人がリビングに入ってくる。

「あれ？キヨじゃんやっほー」

「あ！そのゲームマリオカートじゃないですか！僕もやりたいです！」

「天まふキヨでマリオカートやってみたとか動画でやっちゃえばww？」

「キヨー、え、なんで皆いるの！？どゆこと！？」

続いてお兄ちゃんも入ってきてリビングでは色々とヤバイことが起きていた。とゆうかこんなに超人気歌い手、実況者がいることがヤバイんですけどね。