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部屋に戻るとAの顔を見上げると顔を強ばらせている。


禿「…朝霧花魁…」



「あんた達ね…何かあれば直接私に言ってくれる?」


禿「あ、で、でも…」



「もう、、うじうじしてるのが1番嫌いよ。別に引っ張ったりなんてしないわ」



ため息をついて呆れた顔で2人を見つめる。
怒るのももう疲れてしまったのでAは夜の支度を既に始めようとする。





私も私で忙しいの。
逆に構ってあげてるんだから感謝の1つや2つだってくれたっていいのにね?




鏡を見つめて口角を上げる。
今日も素敵な笑顔だわ___





そういえば…

最近堕姫ちゃんの所に新しい人が入ったって聞いた。
今日の夜は客も少ないから会いに行ってみよう。




久しぶりに彼女と会えると思うと笑みがこぼれてしまう。

お互い中々会えないから寂しいのだ。





「ふふ、(今日も適当に相手して早く会いに行こう)」



禿「……っ…?」




「ちょっとそこへ、突っ立ってないで、見てなさい?きっとあなた達も私のようになるはずなんだから、見て学びなさいよね」

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作者名: | 作成日時:2022年2月15日 21時

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