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『もしかして、童磨……?』
童「そうそう、当たり〜。いやぁ、久しぶりだねぇ」
へらへらと手を振りやっぱり感情が分からない。
でも、そんなことはどうでも良くて、誰かに話を聞いて欲しい気分だが、なんでこんな時に彼なんだろうと。
童「どうしてこんな所にいるんだい?」
優しく語りかけるように話しかけてくる。
しかし、相手は童磨だ。話をしたって無駄だと思う。
私は素早く話を切り上げるようにしたかった。
『……鬼狩りが来たから。』
その一言に童磨は「そうかい」と言ってしばらく黙り込んでしまった。
『何とも思わないの?』
童「うーん、何とも思わないと言えば嘘になるかなぁ。それより、Aちゃんが鬼狩りの元へ行かないで、こんなところで1人になっていたことの方が気になっちゃったんだ〜」
『………』
童「Aちゃんが鬼狩りに負けるわけないはずなのに……。うーん、何でだろうねぇ……」
童磨は顎に手を添えてにこにこと怪しげに微笑んでいる。
私は彼の空気に流されないように口を閉じ黙ったまま。
夜が明けるまであと数時間。
とりあえず、童磨から離れるためその場を後にしようとしていた。
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作者名:翠 | 作成日時:2022年2月15日 21時