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「言ったじゃん。
部屋が快適になったら、我慢できなくなるかもよって。」
…やっぱりそっちの方の「いいの？」か。
わかりづらいんだよ、北斗は。
「いいよ。」
そう答えたら、北斗は驚いて歩道の真ん中で立ち止まった。
「いいの？」
「いいよ。」
何で私が「いいよ」って言ったかわかる？
結局、北斗はしないと思うんだ。
今までだってそうだった。
さんざん煽って焦らしておいて、結局何もしてこないじゃん。
どうせ、今回もそのパターンだよ。
私のことをからかって、反応を見て遊ぼうと思ってんでしょ？
「…マジか。」
ぼそっとそう呟いては、北斗は再び歩き出した。
何故かそこから無言になるし。
立ち寄ったスーパーでキムチ鍋の材料を買って、部屋に帰ったら、
北斗は本当にエアコンの電源を入れてくれた。
「涼しいー！」
ずっとエアコンの前に貼り付いてる私を、北斗は満足げに目を細めて眺めてる。
「あーあ、一度つけちゃったらもう切れなくなるよ？」
「いいよ。
今日から夏中、エアコンをつけっぱなしにしとくから。」
そう言っただけなのに、何故か北斗は顔を赤らめてそっぽを向いてしまった。
…何？
私、何かまずいこと言ったっけ？
外は蒸し暑くて息も苦しいほどなのに、
今、私達はエアコンの効いた涼しい部屋で、熱々のキムチ鍋を食べているというこの贅沢。
「やっぱ、夏場は白菜とか高いから、代わりにもやしとキノコ類を大量に入れといた。」
北斗はお皿に私の分もとりわけてくれながら、
「野菜もちゃんと食えよ？
Aはほっといたら肉ばっか食うから。」
そんなお小言を言いながら、手渡してくれる。
「締めは雑炊にする？
それともラーメン？」
お母さんみたいにそう聞かれたからつい、
「ラーメン♪」
元気よくそう答えちゃったよね。
こんな親子みたいな会話をしている私達が、今夜どうにかなるなんて想像すらできない。
夜になり、エアコンの心地よさと昼間の疲れからか、北斗がお風呂から上がるのを待てずに１人でベッドに潜り込んだ。
今まではシーツのぬるい感触がいつも不快だったのに、今夜はシーツまでひんやりと冷たくて気持ちよすぎる。
キャミソールとショートパンツの部屋着だから、素肌が直接冷たいシーツに触れるのが気持ちよ過ぎて、
私はそのまま北斗を待つこともなく、寝入ってしまっていた。
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わかめ(プロフ) - き之いさん» コメントありがとうございます。はい、キスマイで書いてます(/ω＼)書き方そっくりでしたかｗｗキスマイの方からもこちらに行けるようにしてるんで、とっくにバレてると思ってました。こちらも向こうも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m (2019年4月28日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
き之い(プロフ) - もしかしてなのですが別垢でキスマイのお話書かれていますか？書き方がそっくりでずっと引っかかってました！私もキスマイとストの掛け持ちなので嬉しいです(^^) (2019年4月28日 21時) (レス) id: 94026d8f4b (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ふまほくさん» そう言っていただけて嬉しいです。かなり更新遅めですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 雄也Loveさん» コメントありがとうございますm(_ _)m更新遅めのため、のんびりお付き合いいただければうれしいです！ (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふまほく - こんなに更新が待ち遠しいお話は、初めてです！ これからも頑張ってください！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 6cf9c86b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめん x他1人 | 作成日時：2017年12月12日 23時
