弟の彼女が嵌められたので悪女に仕返ししようと思う。

仕返し3 ページ3

「______え？」

万次郎は叩かれた頰を抑えて私を見た。




みんなも言い合いをやめてこちらを見ている。

急に静かになったのでこちらが恥ずかしくなった









「っ！あのっ！」




一番最初に口を開いたのは姫衣ちゃんだった





「いきなり叩くなんて酷いです！！マイキーくんに謝ってくださいっっ！！」


マイキーくん、大丈夫？とマンジローに近づき心配する。









あー、変わってねぇわコイツ。






『はぁ、もう怒るのもめんど』
「？！！」

そう呟くと万次郎が姫衣ちゃんの手を振り払ってこっちに縋るように迫って来る。





「おっ、俺のどこが悪かった？？ねぇ、直すから言ってよ･･････」


万次郎が弱々しく呟く。









『いや、いいよ。もう。今日は帰るね。エマごめん』
「えっ？A姉？」



『あ、この子借りてくよ。』


そう言って私はハルちゃんを引っ張った。









『あ、拒否権はあんたらにないからね？』









__________________
その後が一番大変だった。




万次郎が私に「行かないでェ！！」って足に引っ付いてくるからドラケンとエマにとってもらった。




ハルちゃんは私が誰かわかっていなさそうだった。






でも、ずっと暗い表情をしていた









『______よーし！ついたよハルちゃん！』
「え？私の名前･･･」
『あ、違った？』
「いっ、いえ！あっています！」



手をブンブン振って否定してくる。むっちゃ可愛い。






『えーっと、ちょっとおねーさんと話そうか』




そう言って、最近話題だというパンケーキ屋さんに入った









「わぁ、、、」
『ささっ！好きなの食べていいよー！』


ハルちゃんは目を輝かせてパンケーキを頼んだ。ちなみに私はチョコパンケーキ。







パンケーキを2人で頬張って気持ちも和んだところで







『______さて、ハルちゃん。何があったのか話してくれるかな？』





ハルちゃんに話を切り出した。

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