. ページ30
side hitoka
.
「Aちゃん、足…災難だったね、」
一通り話終えて、そろそろ準備をしなきゃな、っていう時間。
痛々しい足。
包帯でぐるぐるに巻かれてしまった足。
バドミントンは来週、大会があるって聞いていた。それに、Aちゃんが出場するはずだったってことも。
『ほんと災難だった!でも落としてきた人も後でめっちゃ謝ってくれたから!』
「そっか…早く治るといいね。」
『うんっ!ありがとう仁花ちゃん。』
本当はもっともうげんなり、凄く落ち込んでると思ってた。だけどAちゃんは思ったよりも何倍も元気で。
なんて、ぐだぐだ話していたらAちゃんのお迎えが来てしまって
『あ、月島、山口〜』
「早くしなよ置いてくよ。」
「谷地さんごめんね〜!」
授業いやだ〜、と駄々を捏ねるAちゃんを月島くんが冷ややかな目で見る。松葉杖を支えに立ち上がるAちゃんを横目に月島くんはスマートにAちゃんの荷物たちを持つ。
なんというか
月島くんのイメージが変わるなぁ。
『じゃあね仁花ちゃん!』
「うん、またね!」
並んで歩く3人。
Aちゃんの速さに合わせて歩く二人。
なんていうか
「いいトリオだなぁ。」
.
102人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
翼。 - とても好きな、素敵な内容です…!!更新頑張ってください!全裸待機してます! (2020年2月24日 9時) (レス) id: 6071deca71 (このIDを非表示/違反報告)
名無しマン(プロフ) - まりさん» ありがとうございます…!!心折れかけてましたが必ず完結させます!最後までご覧いただけましたら幸いです。 (2020年2月10日 9時) (レス) id: 86465e48b5 (このIDを非表示/違反報告)
まり - めっちゃめちゃ面白いです!更新頑張って下さい! (2020年2月10日 1時) (レス) id: e95d173cf7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たるとたたん | 作成日時:2020年2月9日 1時