SnowManに迫られてマス！ (ページ10)

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目「Aさーん、」

目「ねえねえ、起きてる？」

目「おーい、」

「ちょっ、マジでうるさい！」

机に突っ伏している私の髪の毛をくるくると絡めて遊ぶ目黒。

「悪いけど、今は遊んであげれない」

目「俺の事犬かなんかだと思ってる？」

「大型犬、ワンコ、」

「なにそれ、」ってクスッと笑うのが聞こえて、
少しだけ顔を上げれば目黒がまたふはっと微笑んで

・・・ほら、やっぱりワンコみたい。

目「Aさんさ、なんで元気ないの？」

「…そう見える？」

目「うん、そんなあからさまに落ち込んでたら誰だって気づくよ」

すいませんね。感情を隠せなくて。

結局あの後、どうにかしてふっかに笑ってもらえないかと試行錯誤したんだけど…
軽く受け流されて、しまいには心底嫌そうな顔で部屋を出て行ってしまった。

「あ～！！！！！！なんで！」

目「うおっ、びびった、なに？」

「私ってさ、振り回してるの？え？そんな小悪魔的な事できるキャラだった？え？阿部ちゃんかよ！」

目「…とりあえず落ち着いて」

楽屋の中では楽しそうに笑うみんながいて、
いつの間に戻ってきたのかふっかもその輪の中で笑ってて、

・・・あぁ、やっぱり私あの笑顔を向けられた記憶がない。

そう思ったらどんどん気持ちが沈んでく。